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2009年2月

2009年2月28日 (土)

真・恋姫†無双 SS 孔明の罠 中編

次の日の朝、二人の様子には明らかな違いが見られた。

艶々になっている諸葛瑾と眠そうに目を擦る諸葛亮。

しかし、姉にそのことに気が付かれるわけに行かない諸葛亮は眠たくない振りをする。

「おはようございます、姉さん。なんだかご機嫌ですね。」

「そうでしょうか。朱里さんこそ昨日はよく寝たの?」

「ええ、なんだかぐっすりと。いつもより早く寝てしまったみたいです。」

「ははは。」

申し訳ない気分になる諸葛瑾だが、久しぶりの逢瀬はとても嬉しかったようだ。

「ところで姉さん。今日はどうしましょうか?」

「実は今日出仕があるの。それで貴女のことだけど一刀様に案内して貰うようにお願いしてあるわ。」

「え、一刀さんに?」

昨日のことを思い出して赤くなる諸葛亮。

しかし、あまりにご機嫌で諸葛瑾はそれに気づかない。

「ええ、デートしてらっしゃい。」

「でーと?」

「天界では男女で一緒に出かけることをそう言うらしいの。貴女も実際の男の人に少しは興味を持った方が良いわ。」

「えっ、ええ。」

少し照れたように返事をする諸葛亮。

そうこうしている間に一刀が現れる。

「おはよう、摩里。諸葛亮さんもおはようございます。今日はよろしく。」

「おはようございます、一刀様。今日は妹をよろしくお願いしますね。」

「よ、よろしくお願いします。」

そう言って出かける諸葛瑾。

「それじゃあ、どこか行きたいところはある?」

「はい、本屋さんを見て回りたいと思ってまして。」

「なら案内するね。」

一刀の案内で本屋さんを数件回る。

陸遜の推奨で建業には大きな本屋さんが充実していた。

「諸葛亮さんは本が好きだねぇ。」

「あ、姉さんも真名を許していますし、私も真名で呼んでください。朱里と言います。」

「朱里ちゃんだね。改めてよろしく、朱里。」

「こちらこそ一刀さん。」

ニコッと笑う笑顔が摩里に似ていて、昨日をちょっと思い出してドキッとする一刀

「じゃぁ、お昼でも食べに行こうか。」

「はい」

そうして、午後は服などを買い物して一日を終えた。

その夜

昨晩のように二人でお茶を飲みながら話をする。

「お茶がもう無いみたい。私が入れてきますね。」

「はい、お願いします、姉さん。」

諸葛瑾がお茶をくみに行く。その目的は昨日と同じように薬を入れるためだ。

薬を入れたお茶を諸葛亮の前に出す諸葛瑾

「どうぞ。」

「頂きます。」

そのお茶を口に運ぶ諸葛亮

「美味しいですね。」

その様子を見ながら自分のお茶を飲む諸葛瑾

「あれ、なんだかそろそろ眠たくなりました。」

諸葛亮が言う。

「くぅ・・・・・」

そのままうつむせに成ってしまう。

『今日もごめんね。』

そう心の中で想い、立ち上がろうとする諸葛瑾だが自分もなんだか眠くなってしまう。

『あれ、なんだか眠たい。でも今日もお約束しているのに・・・・・・・・寝ちゃうわけにはいかないわ。』

しかし、瞼が落ちる。

『だ、め・・・・・・・・・・・グゥ』

寝てしまう諸葛瑾。

すると昨日と同じように諸葛亮がムクッと起きあがった。

「お休み、姉さん。」

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前後編の予定が前中後にw

相変わらず計画性無いな・・・・・・・・・・・

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2009年2月27日 (金)

真・恋姫†無双 SS 孔明の罠 前編

昨日の感じだとあれで終わりみたいな書き方でしたが、もう少し続きます。

と言ってもエピローグみたいな物になりますが。

で、よくよく自分の作品を見ると未発表の物を含めて共通点がありました。

一刀が名前しか出てこないw

主人公、不遇だねぇ^^;

と言うわけで一刀が出てくるSS行きますw

なお、このSSは私のSSを基準で書かれてますので連載を読んでからの方が楽しめるかも

しかも、18禁ですw

@諸葛瑾の真名を摩里としてみました。相変わらず勝手ですがw

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その姉妹は久しぶりの再会を喜んだ。

「摩里お姉さん、お久しぶりですね。」

「朱里さんも元気でした?」

そこは建業の城下、諸葛亮が劉備の命を受け孫権の元に定期連絡に来た際だった。

「少しはゆっくりしていけるのでしょうか?」

「はい、仕事も終わりましたし、2,3日は滞在していこうかと思ってます。積もる話しもありますし。」

「雛里ちゃんは元気ですか?」

「ええ、元気ですよ。」

「二人して相変わらず読書かしら?」

少しニヤッとする諸葛瑾、照れる諸葛亮。

「え、えぇ、はわわ。何でそれを?」

「私としてはあまり頭でっかちには成らないことを祈っているわ。姉として。」

「む・・・・・・」

少しむっとした諸葛亮だったが、少し考えて言葉を返す。

「でも、その台詞だと、姉さんは経験があるのですか?」

「え、え、そんな・・・・・・・ポッ」

諸葛瑾の顔が真っ赤に染まる。

と、そこへ話しかける一人の男性がいた。

「よ、摩里。こんなところで何をしてるんだい。うわ、同じ顔が二人。あ、今朝お会いしたっけ。諸葛亮さん。」

「失礼。でもよく似てるねぇ。」

「こんにちは、一刀さん。今朝はおじゃましました。」

「そうか、少し暇をしていたので一緒にお茶でもと思ったんだけど、姉妹水入らずのところじゃましちゃ悪いね。」

「あ、いえ、お構いなく。私たちも二人だけじゃ何ですから。一緒にお茶しませんか?」

「そこで真っ赤になってる姉さんのこともお聞きしたいですし。」

諸葛瑾は先ほど真っ赤になった顔が一刀に逢ってからさらに赤味を増していた。

お茶をしながら雑談に花を咲かせた後、帰り際に一刀が諸葛瑾に耳打ちする。

「今週は摩里の番だったけど、妹さんが居るんじゃ遠慮しておくね。」

「・・・・・・・・」

少し考えた後、諸葛瑾が返す。

「大丈夫、妹は寝たら起きないですから。今日は私の閨でしませんか?*^^*」

「いいのかい?では夜更けたら伺うよ。」

上機嫌で帰っていく一刀、しかし、その台詞を密かに聞いていた女性がいた・・・・・・・・・・・

その夜姉妹で昔話などをしていたが、諸葛瑾が諸葛亮の飲み物に眠り薬を入れる。

『朱里、ごめんね。』

心の中では謝りつつもそれを飲んだ諸葛亮が寝てしまったのを見て隣の自分の部屋に移る。

しかし、その直後、諸葛亮がむくっと起きあがった。

『姉さん、私を誰だと思っているのでしょう。私を欺けるわけ無いじゃないですか。』

そして、隣の部屋に向かって聞き耳を立てる。

「バタン」

ドアの開閉の音がする。

『来ましたね。いったいどういう事になるのでしょう。』

「待ったかい?」

「ええ、ずいぶん待ちました私の番が回ってくるまで2ヶ月ですから。」

「そうだったね。その分今日は可愛がるよ。」

そんな会話がされた後、静かになり、そして衣擦れの音。

『わくわく。どうなっているのでしょう?』

「あん。」

「そこはだめ」

『どこなのでしょう?』

「あっ、んんんうふっ、いい。」

「あんまり声を出すと妹さん起きないかい?」

「だいじょうぶぅぅぅ、あはん。」

『姉さん、あんな甘い声、そんなに良いのかしら。』

『でも、私も・・・・・・・・・。』

諸葛亮の手が下半身に伸びる。

『湿っちゃってる。』

「ああん、行っちゃう。行くぅ。」

『んんんん、んふ』

そして夜が更けていった。

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極力描写は慎みましたw

後編に続く

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2009年2月26日 (木)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾六

「七乃、どうなっているのじゃ?」

「ええっと、美羽様、それじゃ、逃げましょうか?」

「えー、もう逃げるのは嫌じゃ。孫権の娘なんぞおまえがパーッと倒してしまうのじゃ。」

「でもぉ、孫登さんって、あの人に似てるんですよねぇ。」

「あの人って・・・・・・・まさか・・・・・。」

「そう、孫権さんのお姉さんです。」

直接孫策の名を出さなかったのは袁術に対しての配慮だった。

その名を聞くと袁術は卒倒してしまう。

「あわわ・・・・・なにやら冷や汗が出てきたのじゃ。」

そう、二人は孫策にとても怖い目に遭わされていた。

それは袁術にとっては未だにトラウマに成っている。

「七乃、急いで逃げるのじゃ。」

「あっ、でも、もう間に合わないみたいです。」

おっとりした口調の七乃ではあったがすでに足が震えていた。

「あなた達ね、こんな馬鹿なことをしでかしたのは。」

一蓮が円月刀を持って二人の前に立ちはだかる。

「覚悟しなさい。二人の首をはねてこの騒ぎを収拾してあげる。」

「許して欲しいのじゃ、もう二度としないから。」

13歳の少女に対して大人の女性二人がヘイコラと頭を下げる姿は滑稽ではあるが、実際の場面を見れば迫力やオーラが全く違う。

「ともかく二人は連行するわ。縛り上げなさい。」

周りにいた兵達に指示すると、元々は呉の兵達である、すぐに従った。

「首謀者は捕らえたわ。戦闘を終結しなさい。」

一蓮が叫ぶと程なく戦闘は終結した。

とはいえ、已莎が連れてきた2000の兵と想夏達の活躍で粗方勝負は決していた。

程なく陸遜が手配した5000の兵が到着する。

袁術、張勲を陸遜に受け渡した。

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結局仮題のまま最後まで来てしまいました。

もうこのままで良いかなとか思ってます。

本当はここで已莎が現れた経緯なんかを書こうかなと思ったのですが、それは後日談で

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2009年2月25日 (水)

真・恋姫無双SS 呉国の姫  公安にて

物語も終盤ですが、ここに来て詰まってます。

なんか終われると思ったら安心してしまったのかここで微妙につなげ方が納得行かなくて

さらによけいな後日談(そんなたいそうな物かよw)ばっかり浮かびます。

今日はそのうち一つを

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公安の城の城壁に立つ二人の女性がいた。

そのうち長身の女性が無表情な顔でぽつりと呟く。

「敵・・・・来ない。」

小柄な女性がそれに答える。

「そうですな、ガセでござりますか。ホントあのはわわ軍師は当てにならないでござります。」

「恋殿をこんなちんけな城に来させた上に2000の兵で1万から守れだなんて、でも恋殿ならお茶の子さいさいでござりますね。」

「どうやら危険去った。恋、帰る。」

「おなか空いた。」

「了解しました。早速食事を用意させるでござります。」

「うん。」

そこに一人の女性が現れる。

「恋さん、敵はもう来ないみたいです。」

「斗詩、ご飯。」

「はい、腕によりを掛けて用意させて頂きますね。」

「というか、おまえ、県令でござろう。食事の用意など部下にさせんのか?」

「でも、顔ちゃんも姫も私のご飯が食べたいって言うから。」

「・・・・・・・・・・ご苦労でござるな。」

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なんだかあんまり出さないとか言っておいて早速撤回w

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2009年2月24日 (火)

一蓮イラスト

知人に書いて貰った一蓮のイラストにペイントソフトで少し加筆しました。

いかがでしょう

Img_00011_2Iren001_5 

得物が違うのは説明ミスです><

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2009年2月23日 (月)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾五

作戦は割と簡単だった。

100人の一団を破らせると見せて極力受け流し、動けない兵以外は即座に後ろに回り込む。

最初から100人全員で防ぐつもりなら出来ないが破られること前提ならそれは易しかった。

それを繰り返すことで5つの壁を八つにも九つにもする。とある英雄譚でも使用された戦法でもある。

「もう一息ですよー。さっさととっ捕まえてしまいなさい。」

にこやかに言う敵将軍のところに斥候が駆け込んでくる。

「大変です将軍、北方からこちらに接近してくる軍があります。その数約2000。蜂矢の陣で突入してきます。」

「えー、江夏から来るにしては早すぎますよねぇ。」

「公安にもそんな兵はないはずですね。」

割と冷静に軍師らしき人物が言う。

「今突入しました。兵は大混乱で中まで突き破ってきます。」

「あらあら。ちょっと拙いですねぇ。」

困っている将軍にさらに連絡が届く。

「将軍、ここを守っている兵達が崩れました。すでに壁はありません。」

「あらあら、どうしましょう。」

一蓮は八つ目の壁を破ったとき、その異変に気がついた。

先ほどまで外周とは違って、中の兵は冷静を保っていたのに突然混乱している。

しかもすでに壁という物はなく、一蓮の前には数人の兵が居るだけだった。

「よし、行くわよ!」

本陣は目と鼻の先、残りの力を振り絞って駆けだした。

「どうやら間に合ったようですわ。」

少女は和の横に来た。

「いーしぇちゃん。どうやら計算通りでしたかー。」

「和ちゃんもご苦労様でした。位置も時間もぴったりですわ。」

「じゃぁ、敵がいーれんちゃんを狙ってるのもご存じでしたかー?」

「ええ、敵が独立を狙っている以上、人質は必須です。順位としては孫権様、一刀様、イーレンちゃんでしょう。」

「孫権様を狙うのは無理でしょうし、一刀様はほとんど外に出ない上に警備は相当厳しいので難しいですわ。」

「ならば一番ガードが薄くさらに単独行動をしやすいイーレンちゃんを狙うのは当然でしょう。」

「向こうとしてはイーレンちゃんが荊州にいるのは都合が良かったのでしょうけどね。」

「そこでいーれんちゃんをわざと単独行動させて囮にですかー。」

「ですわ。」

にこやかに言う已莎。

お姫様を囮にしたというのに、悪びれる風もない。

「後はイーレンちゃんがやってくれるでしょう。」

少しかいた汗を丘の上に吹く風にさらしにこやかに戦場を見つめた。

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2009年2月22日 (日)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾四

一蓮は想夏と遜色のないスピードで反乱軍本陣へと迫った。

「このコースを通れば、本陣まで残す戦力は500と言ったところですー。」

和の言うとおり混乱する部隊を抜け、本陣の旗が見えるところまで来た時、前方に100人ほどの一団が現れた。

「親衛隊かしら、この程度!」

一気に突き破る一蓮。

しかし、すぐ後ろにさらに100人の壁が現れる。

「まだまだぁ!」

その程度で一蓮の勢いは止まらない。

ところがそれを突き破ると、さらに次ぎ、そして次と100人程度の兵が一蓮の前に現れる。

「あー、これは拙いですねぇー。目的はいーれんちゃんなのかもしれませんー。」

その様子を見ていた和の笑顔が少し引きつった。

しかし、四つ目の壁を突き破り、五つ目を前にしてもまだ一蓮には余力があった。

『本陣前に残っているのは500だからこれで最後の筈ね。』

五つ目の壁も突き破るとそこに見えるのは本陣・・・・・の筈だったが、有ったのはさらに100程度の壁だった。

「??」

驚く一蓮だが、ここで躊躇はしてられない。

その壁も打ち砕く。

だが、待ち受けていたのは更なる100人だった。

「お嬢様、今度こそうまくいきますよ。」

「そうかそうか、10年以上も堪え忍んだ甲斐があったのう。」

「そうですねぇ。お嬢様も一段と美しく、ずるがしこく成られて、背も伸びましたが胸の成長はないようですね。」

「そうかそうか、わらわは美しくなったか。」

「はぃ、今日も閨でしっぽりしたいくらいの美しさですね。」

「でも、いつも良いところで邪魔が入るが、今度こそは大丈夫であろうな?」

「はい、今回は閻象さんという軍師を雇いましたので。」

「おお、なるほど。」

「これは良い拾い物でした。あと、長い間掛けて根回ししておきましたし。」

「呉のお姫様を捕まえて、荊州を占拠すればこちらのものです。」

「そうか、ところでわらわは喉が渇いたぞ、蜂蜜水をもってくるがよい。」

「はい、かしこまりましたー。」

六回目、七回目と連続してくる敵に、一蓮はとまどっていた。

この波状攻撃は同時に1000の敵と対するより辛い状況だった。

七つ目の壁を打ち破ったとき、一蓮の額に汗が流れる。

まだいける、が、さらに現れる兵達の壁。

一蓮は少し息を整える。

『負けるわけにはいかないわ』

気合いとともに更なる敵に挑み掛かっていった。

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2009年2月21日 (土)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾参

「相変わらず派手だねぇ。らんちゃんとようちゃんは。」

驚嘆とも妬みとも言えそうな台詞を言いながら想夏は敵軍に走り寄る。

「あたいにはあんな派手な技はないからねぇ。」

その接近に物見の兵さえも気づけない。それほどのスピードだった。

敵兵が近づくと、さらにそのスピードを上げる。

そして、そのままのスピードで敵のまっただ中に突っ込んだ。

手にしている得物はいわゆるところのトンファー。それを回転させながら兵をなぎ倒す。

「こうしてちょっとずつ削っていくのよね。」

敵兵は突然の急襲に何が起きたのかも解らずに混乱している。

その混乱の中を、平地を移動するが如く想夏は走り抜ける。

「あんまり殺しちゃいけないって、いーちゃんから言われてるからね。」

手加減をしているようには全く見えないが、それでも本人は気にとめているのであろう、そう呟きながらある程度奥まで入った時点で急反転した。

「次はなごちゃんだから、巻き添えを食わないようにね。」

今度は外周に向けて移動する。兵をなぎ倒しながら。

「んーーー。」

状況を見ていた和だが、少し困った顔で悩んでいる。困った顔でも笑顔のように見えるのはこの子の特徴なのだろうが・・・・

「なんだか中心の一つが真ん中に寄っているように見えますねー。明らかに挙動も不審ですー。」

「それが大将の陣なの?」

「それだとー、私の読みはまるで外れたことになりますねー。」

「あまりに見え見えなのが臭いと言えば臭いのですがー、あまりに臭すぎて逆にこちらのミスリードを誘っているようにも・・・。」

和がまた解らない言葉を言う。

『でもお父様はその和の台詞を理解していたのよねぇ。と言うことは天界の言葉なのかなぁ。』

「ともかく、私も仕掛けますねー。」

悩む一蓮を横に、先ほどから組み立てていた筒のような物を和は構える。

「えぃ!」

和がトリガーを引くと「トゥシュッ!」という音とともに先端の丸い棒のような物が突出される。

それは火の粉をまき散らしながら敵軍へと向かっていく。

「ヒュゥゥゥゥゥー。」

そしてそれが目標に到達すると甲高い音を立てながらはじけた。

「パーーーーーン」

その炸裂音と衝撃波で着弾点近くにいた兵達が吹き飛ばされる。

それは、火薬の量を減らし、殺傷力を極限まで減らした物で、花火の技術を利用した物であったが、撹乱、陽動にはもってこいであった。

「結構うまくいく物ですねー。」

さらに混乱する敵軍を見て和が決断をくだす。

「いーれんちゃん、どうやらあの中央にいるのが敵の本陣のようです。やっちゃってください。」

「わかったわ。孫登子高、反乱軍を誅するために今参る。」

そう言うと高台から駆け下りていった。

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2009年2月20日 (金)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾弐

まず最初に位置に着いた乱花は背中の太刀を抜く。

備前長船長光、父さんに名付けて頂いた刀だ。

少し反り返った、この時代、地域にそぐわない細身の断つための刀だが、乱花にはこの剣で、なくては成らない理由があった。

彼女はその刀を上段に構えると目を閉じ精神を集中する。

美しいその鋼色の刀身がだんだんと蒼く光っていく。

そう、この刀は気を込めるのに最適なのだ。

昔、魏の将軍は気を放つのに素手を必要とした。

それは気を溜めるて放つのには自分の精神の届く部分でなければだめだったからで、槍や矛などにも気を込めることは出来ても、
それは分散してしまい放てるほどには昇華出来ないのであった。

しかし、この乱花の刀はその緩やかなカーブと細い刀身が気の昇華に好影響を与えた。

さらに乱花自身の内服する膨大な気の量。

気の細やかな操作には一蓮に軍配が上がるものの、気の総量に関しては乱花に遙か及ばない。

そして、刀身の光が目映いほどに成ったとき、乱花の目が開く。

「最初は私が貰いますね。」

そう言いながらその太刀を上段から目一杯振る。

「いっけー!」

叫び声とともに光が、まるで怒り狂う嵐のように進軍する部隊をはじき飛ばす。

今の一撃で100人程度は戦闘不能のようだ。

「相変わらず性格に似合わず派手な技だ。」

割と離れた場所にいた踊だその状況は見て取れた。

「では、あっちもやるとするか。」

踊は母譲りの弓を取り出すと矢を番える。

しかし、それが普通と違ったのは同時に5本の弓を番えていることだった。

彼女はその弓を事さらもなく立て続けに放つ。

「二番目だからね、特に慌てないさ。」

しかもその弓が立て続けに命中する。

「鏃は潰してあるからね、よほど当たり所が悪くない限りは死にはしないだろうね。」

ポンポンと小気味よく連射を繰り返す。そして20連射ほどしたところで手を止める。

「大体同じくらいの被害を与えたかな。」

陽動ならこんなものだろうと言わんばかりに手をゆるめる。

「さてはて、どう動くのだろうねぇ。」

普通なら攻撃に対して迎撃体制を取るだろう。

しかし、見たところ右往左往しているだけのようにも見える。

「数だけなのか、それとも逆に誘っているのか?」

まぁここで私が突出する必要もない。他のみんなの攻撃を待つことにした踊だった。

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次は想夏と和のターンです

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2009年2月19日 (木)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)弐拾壱

「円方陣を4方から攻撃して4つの中心がどう動くか見極めましょうねー。」

和が解説する。

「もし、敵の大将さんが無能でしたら4方から攻めた際に本当の中心は中央に寄ってくるでしょうから簡単なんですけどねー。」

「多分動きはしないでしょう。今までの行動や、これだけの数を集められる力がそう示していますー。」

「それでもじっくり見ていれば反応でどれが本当かは解りますねー。」

「便宜上1から4までの番号を付けますね。それで私からいーれんちゃんにお伝えしますー。」

「それでは皆さん、配置についたら派手にやっちゃってくださいー。」

皆、それぞれに散っていく。

一蓮は和と同じ場所にいた。

なにやら機械を組み立てている和。

その横で気合いを入れていた一蓮だが、訪ねるように和に話しかけた。

「しかし、ここまで守りが堅いと、ちょっと厳しいかな?」

「いいえー、私たち5人揃ったら無敵じゃないですかー。」

「ふむ」

少し考えた一蓮だが、その言葉は否定した。

「いや、和。それは違うな。」

「いーれんちゃんもそう思います?」

自分で言ったはずの言葉を即座に自分で否定するように和は話す。

相変わらず表情は笑顔のままだ。

「私たちは6人揃ったら無敵だ。」

さわやかな笑顔を見せる一蓮。その言葉を待っていたかのように攻撃を仕掛ける4人だった。

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2009年2月18日 (水)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑳

早速旅立った5人だったが和の荷物の多いのが気になった一蓮はその中身が何なのか聞いてみた。

「これは~、秘密兵器です。」

にぱーっと微笑みながら和が答える。

「とーさまにお聞きした天界の武器にロケットランチャーというものがあったので-。作ってみましたー。」

「へぇ、天界の武器ねぇ。」

一刀からは昔から夜寝るときに天界の話を聞いている。

その際にカタカナ言葉も平気で発声出来るようになっていた。

そして和はからくり作りに天才的な才能があった。

許昌には昔、魏の武将が作ったという高性能な炉が有ると聞いたので参考に訪ねたりもした。

特に和が優れていたのはイメージを形にすることで、それには一刀の知識は大いに役立った。

ガソリンというものがあると聞き石油を掘り出すことまで成功している。
そのままでは使えないことを聞き精製まで取り組んでいる最中だ。

「まだオートバイは未完成で持って来れませんでしたー。」

「オートバイって乗り物だったっけ?」

「ええ、天界の乗り物で馬より早いらしいですよー。」

「なごちゃん、今度完成したら私を乗せてね。」

横から想夏が割り込む。

「うん。いーれんちゃんはどうしますー?」

「私は良いかな。この子が居るし。」

「ヒヒーン」

一蓮が白天を撫でると嬉しそうに啼いた。

「オートバイが完成したら、今度は馬車を同じようにガソリンで動くようにしてみますのでー、そうしたら一緒に乗りましょうねぇ」

「みんなで乗れるなら楽しそうね。」

そんなたわいもない話をしながらも馬を走らせ、二日後には軍に追いついていた。

「少し迂回しながら回り込むわよ。」

一蓮が指示をする。

「さてさてー、どんな様子でしょう。」

和がでっかい眼鏡のようなものを取り出す。

これも一刀から聞いて作った発明品の双眼鏡だ。

「ふむふむ、どうやら方円陣を布きながら移動して居るみたいですね。すっごく慎重というか、臆病な大将さんのようです。」

「これまで尻尾をつかめなかったというのはそれの所為だな。」

「1万の兵で方円陣を布かれては大将を狙うのは大変そうですね。」

「しかも、中心が一つではなく4つ有りますー。これはー、ダミーを置いて居るみたいですねー。」

「ダミーって?」

「偽物のことですー、天界ではそう言うととーさまから聞きました。」

「さてさて、どうしましょうかー。」

少し困ったような台詞だが笑顔を崩さない。陸家の家訓なのだろうか。

少し考えた後、徐に切り出した。

「それでは皆さん、私の言うとおり配置して貰います。」

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ちょっと暴走気味だけど現代の知識が有れば出来そうな事って有るよねぇ

魏の武将は名前は出てこないけど色々参考にされてますw

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2009年2月17日 (火)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑲

「いーちゃん久しぶり。」

一番最初に入ってきた少女は人懐っこそうな笑顔で元気に挨拶した。

「想夏も元気そうね。和、踊、乱花も久しぶり。」

次々と入ってくる娘たちに一蓮も挨拶をする。

「いーれんちゃんもー、元気そうで何よりーね。」

「一蓮、元気そうだね。久しぶりにあえて嬉しいよ。」

「一蓮さん、修行はどうでした?今度お手合わせをお願いしますね。」

一通り再会を懐かしむとみんなを見回して一蓮が言った。

「それじゃぁ、みんなが一緒に来てくれるの?」

「うん、5人集まれば怖いものはないよ。」

想夏が元気よく答える

「しかし、1万対5ではいくら私たちが一騎当千といえども少々厳しいのではないか?」

踊が訝しげに話を切り出す。

「確かにもっともですね。でも1万を相手にする必要はないんです。詳しくは陸遜様からお話があります。」

乱花が話を振ると、横でにこやかに話を聞いていた陸遜がまたにこやかに話し出す。

「ですねぇ、それでは皆さんに、策を授けます。4人には陽動をやって貰います。」

そう言いながら一蓮をのぞく4人を見回す。

「そしてぇ、一蓮ちゃんにはー、軍の総大将を倒して貰います。」

「なるほど、確かに頭を抑えるのは数の多い敵を相手にするときの基本ですね。」

一蓮がうなずく。

「それで、陽動のやり方ですがぁ、さすがにこれは現場を見てみないことには何とも。」

「そこでぇ、その辺は和さんに任せますぅ。」

そう陸遜が言うと、皆で和を見つめる。

すると陸遜に負けず劣らずのにこやかさで返事をした。

「任されました~。かーさま。」

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周邵の真名の漢字を蘭華から乱花に変更しました。

こちらの方がそれっぽいのと、華琳、春蘭たちと被るのが気になったので。

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2009年2月16日 (月)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑱

言われたとおり少し休むと朝を迎えた。

昨晩の内に城は陸遜率いる軍に占拠されていたが、元々は同じ軍なのでさしたる混乱もなかった。

朝目覚めると早速玉座に向かう。

すると陸遜がすでになにやら忙しそうに雑務をこなしていた。

「おはようございますぅ。一蓮ちゃん。」

「おはようございます。穏さん。」

「朝は早いんですねぇ。そう言うところは雪蓮様には似てないんですねぇ。」

「雪蓮様は低血圧で朝起こすのが大変だったんですよぉ。」

割と事態は緊迫しているはずなのに相変わらず緊張感はあまり無いが、それでも書類をめくる手を休めないのはさすがといえる。

「最近はあまりすてきな書物が少ないんですよねぇ、荊州の書庫はいかがでしたか?」

突然雑談を始める陸遜。

『確かすてきな書物を与えるとお父様が大変なことになっていたような・・・』

すでにその辺の知識もそこそこは解ってきている一蓮が若干赤くなるが、今はそんなことを話している場合ではないはず。

「穏さん、わたしは早速行きます。」

「でも、どんな進路を取ったのか解らないと追いつきようがないですねぇ。」

相変わらず指摘は厳しい。

「あ、確かに。」

「諸葛瑾さんなら解るのかも?」

「いえ、そこまでは私も。大体なら解るのですけど。」

ちょうど隣の部屋からこちらに入ってきた諸葛瑾が答える。

軽く挨拶を済ませると、少し考えた一蓮が話し出す。

「でも一万の大部隊だから大体の位置でも追いつけるんじゃないかしら。」

「それでも中原は広いですよぉ。」

そう言いながらさらに書類をめくる。

「・・・・・・ふむふむ。これで大体解りましたねぇ。」

「何が解ったのですか?」

「部隊の進路ですよぉ。」

相変わらずの笑顔で答える陸遜は書類を一蓮に見せながら言う。

「先ほどから出立に関する書類を集めさせていたのです。これに寄りますと、こうこうこういった道筋を通る予定のようです。」

見ただけでは一蓮には理解出来ないが、陸遜の説明を受けると書かれている内容が解る。

「なるほど、これで行けますね。」

そう言うと踵を返そうとする一蓮を陸遜は呼び止める。

「待ってくださぁい。」

「この子達を一緒に連れて行くと良いでしょう。」

そう言うと、4人の少女が隣の部屋から入ってきた。

----------------------

で、残り4人の真名を考えました。
一応私のSS限定です。
突っ込みどころ満載ですが(特に周邵w)あくまで当ブログ内だけなのでご容赦を
@もっと良いのが有りましたら明日までコメで受け付けますw

甘述 想夏(そうか)
陸延 和(なごみ)
黄柄 踊(よう)
周邵 蘭華(らんか)

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2009年2月15日 (日)

またまた閑話休憩

なんだかアニメ版恋姫のHPにComing Soon 2009って桃香の絵が乗ってますね。

記事の方にOVA化って書いてるのは第7巻の事っぽいですけど・・・

真・恋のアニメ化って事で良いのでしょうか・・・・

次こそは一刀を出して欲しいと思ってます。

あと、他の真恋SSも読むのですが魏エンド後のSSっていっぱいありますよね。
自分以外にも呉エンド後のSS書いている人居るのでしょうか?

私が探してみてもなかなか見つかりません。

もし、これというものが有ったら是非お教え頂きたいです。
(多分良く探せばいるとは思いますけど)

あと、一目見て孫登に惚れた私は相当なロリコンでしょうか?w

まぁ、ペドでは無いのでそのままどうしようと言うわけではないのですが、この子が大きくなったら凄く可愛く成るなぁって思ったので

恋姫SSを見て頂いても解るように、私は少し妄想が飛躍しすぎるところが有るみたいです。

それでは引き続き真・恋姫無双SSをお楽しみください

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2009年2月14日 (土)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑰

力ずくで突破しようとする一蓮を抑えて、諸葛瑾が兵達に呼びかける。

「私が保証します。この方は本当の姫様です。道を通しなさい。」

その穏やかながら凛とした気迫に、兵達はおずおずと道を空ける。

「姫様、あまりのんびりはして居られません。取りあえずこの城を抑えましょう。」

「ええ」

キッと前を向くと周りをにらむように視線を当てる。

その気迫に周りから見ていた兵達は次々と平伏していった。

そして、そのまま城の玉間まで進んでいくとそこには見覚えのある人物が私たちを待っていた。

「あらあら一蓮ちゃん。お久しぶりですねぇ~」

「穏さん。お久しぶり・・・・ってどうしてここへ?」

「陸遜様。もう着かれていたのですか?」

「諸葛瑾さんもご苦労様でした~。」

相も変わらず緊張感のない人ではあるがこれでも呉の丞相である。

「私が伝令を打っておきました。今、信用が出来て兵を集められるのは丞相様だけですから。」

諸葛瑾が一蓮に説明をする。

「取りあえず5000の兵を集めてきました。でも~、ちょっと遅かったみたいですねぇ~。」

陸遜がしゃべり出すと相変わらず緊張感が無くなる。それでも困ってる雰囲気は伝わってくる。

「私が先回りして兵を足止めします。」

「そうですねぇ~、おねがいしちゃいます~。」

「では、急いで馬を。」

「あ、いえいえ出立は朝でも間に合うと思いますねぇ。今日のところはお休みになると良いですよぉ。」

「それに朝までには多分来ると思いますよぉ。」

そう言って陸遜はニコッと笑った。

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20では終わらないなぁ、○囲み数字はやめておけば良かった^^;

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2009年2月13日 (金)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑯

諸葛瑾はその書状を読むと、くすっと笑った。

「呂琮さんらしいですね。」

「でも、姫様と呂琮さんはよっぽど心を通わせてるのですね。」

それは、呂琮の文にはよけいな説明や装飾語が無かったが、この内容で一蓮がここまで来た。と、言うことであろう。

「はい。」

まっすぐな目ではっきりと一蓮は答えた。その信用は他の4人の姉妹達にも等しく言えることだった。

諸葛瑾はその表情を見るとニコッと微笑むが、すぐに真剣な表情となり一蓮を見つめると話し始めた。

「今回の事は、ずいぶん前から計画されていました。」

「私も呂蒙さんもその事には気付いていましたが、結構用心深く進められていた上に、かなりの高位の方も加担していたためなかなか尻尾がつかめませんでした。」

「そして、ついに計画が実行されることになりました。」

「なんとその計画には太守の程普様まで加担していたのです。」

「あの方は多分何かご事情が会ってのことでは無いかと思うのですが・・・・」

「その計画では、まず関羽様を山賊騒ぎで釣り出した後、荊州城を襲って奪い取るものでした。」

「私は太守様をお諫めしたのですが、その所為でここに監禁されることとなりました。」

「しかし、呂蒙さんは逆に進言して無傷で荊州城を手に入れるようにしたのです。」

「それは、時間稼ぎでもありますし、荊州城が手に入ればさらなる黒幕が露見出来るかもしれないと言う目論見がありました。」

「その目論見は当たりはしましたが、どうやらその人物は荊州を完全に掌握するために、公安に向けて兵を出立されたようです。」

「その数10000。この兵力では公安など一呑みにされてしまうでしょう。」

「ええっ」

驚く一蓮を前に諸葛瑾は言葉を続ける。

「そうなってしまえばいくら私たちが言葉を繕っても取り返しがつきません。蜀呉の戦いはさけられないでしょう。」

「でも、1万ってそんな戦力・・・・」

「その計画のために用意されていたのです。」

「でも、姫様。姫様でしたら止められるかもしれません。いえ、止めてください。お願いします。」

諸葛瑾は祈るように一蓮に懇願した。

それに対して一蓮は一瞬困った顔に成るが、すぐ笑顔になる。

「義母さんに頼られたら嫌とは言えませんね。」

「え、姫様がその呼び方をしてくださるとは・・・・。」

「あ、そう言えば妹は元気ですか?・・・・いえ、大丈夫でした?」

「格は呂琮さんが親戚に預けてくれました。多分このことを察知されていたのでしょう。」

「相変わらずやんちゃで困ってしまいます。」

和やかな雰囲気になるが、それも交代に来た兵達の喧噪で止められる。

「ゆっくりしゃべってる暇はなくなりましたね。」

若干の緊張とともに一蓮が身構える。

「兵が出立したのはいつでしょう?」

「昨日の朝と聞きます」

「じゃぁ、それを止めなくっちゃね。」

ニコッと笑う一蓮を見て、この子なら止められるかもと諸葛瑾は思っていた。

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一日空いてこんな感じになりました。

ここってマジに一日ごとに書いてます。

故に文体等が変わったりしますがご愛敬です。

@ついに8人目がw

それと諸葛瑾の真名ってやっぱり白里とかですかねぇ・・・相変わらずベタベタですけど。

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2009年2月12日 (木)

今日は・・・・

ちょっと疲れてます。

続きは明日で・・・・・

楽しみにしていた方が居ましたらごめんなさい(いたらですけど^^;)

話し的にも悩んでます。

整合性って難しい・・・・・・・

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2009年2月11日 (水)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑮

「ゴトッ」

南京錠が床に落ち、音を立てる。

「ん、今何か音がしたか?」

守衛の一人が隣に聞く。

「そうか?」

訝しげに首をひねる守衛の男だが少し考えて

「ちょっと見てきた方が良いだろう。何かあっても拙いしな。」

そう言いながらもう一人の守衛に指示をする。

守衛の一人が部屋の方に近づくと落ちている鍵を見つける。

「あれ、鍵が壊れていたのか。」

そう言いながらその鍵を拾おうと近づく。

「どうした?」

もう一人もこちらに近づいてくる。

その瞬間だった。

扉をスッと開けた一蓮が手前の守衛の鳩尾に一撃を加える。

さらにすり足で一瞬のうちにもう一人の守衛に近づくとあっという間に後ろに回り込み首筋に手刀を当てた。

倒れる守衛達。その間コンマ何秒である。

周りに気取られては居ないのを確認して守衛の腰に差してある刀を抜き取ると、閉じていたもう一部屋の方に向かった。

扉の鍵の前でスッと構えると守衛の刀を振る。

そのスピードは常人では捉える事は出来ないであろう、もし見ていたらまさに空気が切り裂けた様な印象を受けることになる。

その刹那、南京錠はあっと今にバラバラになる。派手な音を立てたくなかったためにした行為だが達人でなければ出来ない技だ。

ただし、その代償はあった。

守衛の刀にはヒビが入ってもう使い物には成らなくなっている。

「だから鈍らはだめね。」

そうつぶやくと刀を床に置き、その扉をノックする。

「中にいるのは諸葛瑾さんですか?」

「はい、そうですが。このような時間に何でしょう?」

穏やかな女性の声が聞こえる。聞き覚えのある声だ。

扉を開けて中に入る。

「お久しぶりです。孫登です。」

両手を合わせてお辞儀すると、向こうも同じように挨拶を返す。

「姫様、お久しゅうございます。」

妙齢・・・の筈だが小柄な女性で見た目には年齢の判別はつきづらい。

荊州に来てから数回妹さんとも会ったが、確かにうり二つである。

「挨拶は抜きで話させて貰いますけど、実はこんな書状を已莎から預かってます。」

一蓮は已莎からの書状を諸葛瑾に差し出した。

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諸葛瑾を諸葛均と間違えてました。読み仮名は同じですよね。ややこしい^^;

取りあえず全部書き直します

あと諸葛瑾が誰だか知らないとちょっと拙いので補足

諸葛亮孔明、はわわ軍師のお姉さんです。(史実でも出て来ます。あちらは当然兄ですけど。呉に使えてます。)

自分では当たり前と思っていてもそうじゃないこともいっぱいありますよね^^;

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2009年2月10日 (火)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑭

連れて行かれた部屋は城の地下牢、と言っても個室になっている。罪人を入れる部屋とか違う監禁用の部屋だった。

「それではこちらでお待ちください。」

隊長が部屋の鍵を掛ける。この部屋には窓一つ無い。

「明日の朝には取り調べがありますのでそれまではこの部屋に成ります。狭い場所ですがお願いします。」

そう言って隊長は立ち去っていった。

慇懃な隊長の台詞に少し頭に来るものの、冷静になって周りを見回す。

ここには6つの部屋があって使用中なのは私の部屋の他一つ。

『多分あそこに諸葛瑾さんが居るのね。』

一蓮の感がそう囁く。

『全く予定通りかしら。』

先ほどの部屋よりはかなり粗末になったが、それでも野宿よりは大分ましな寝所に座ると、私をここに連れてきた事によって起きた騒がしさが冷めるのを待つ。

『しかし、拘束もしないのね。よっぽど嘗められてるのか、それともお姫様に敬意を払っているのかしら。』

一蓮は少し擦れたように微笑むが、その微笑が少し悪戯っ子ぽいものに変わっていった。

夜の静けさが周りを包むまで半刻ほどだった。

周りの気配は二人、この六つの部屋の外に立っているようだ。あまり緊張しているようには見られない。

一蓮は静かに扉に近づくと集中する。すると彼女の手のひらがボォッと光り出した。

気当て・・・

魏に居た将軍が得意にしたものであるが関羽も気に関してはかなり精通していた。

一蓮もそれを習い、今では気の扱いは関羽以上と成っていた。

その気をドアの外の南京錠に当てる。するとパラッと言う音とともに南京錠が壊れて下に落ちた。

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2009年2月 9日 (月)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑬

皆が寝静まったところ、一蓮の部屋の前には数人の兵がいた。

人数は10人程度、皆棍やかぎ爪付きの棒などで武装している。

足音を立てないようにひっそりと移動してきたが、その気配だけで一蓮は目覚めていた。

『気配からすると扉の前に10人程度、窓の外に5人と言ったところかしら。』

そう思いながら少し落ち込んだ気分になる。

『私の噂ってこんな近くでもあまり伝わってないのね、この程度の兵で捕まえられると思っているのかしら。』

でも、少し頭を切り換えると、冷静な判断が出来る。

『ここは捕まっておく方が正解ね。』

嘗めた敵にわざわざ警戒させる必要もない。
それに呉を裏切ったわけでは無いようなのでお姫様を手荒くは扱わないだろう。

そうこうしているうちに扉が開いた。

そして兵達が私を取り囲むと隊長らしき人物が大きな声で口上を上げる。

「姫様、貴女に偽物の疑いが掛かっています。」

「申し訳ありませんが真偽のほどが判明するまで拘束させて頂きます。」

『なるほど、こういう手なのね。』

一蓮は理解するがそれをお首にも出さずに狼狽する演技をする。

「えっ、えぇ。」

「そんな、私の顔を知っていられる方は多い筈ですが。」

「私も上からのお達しですので、明日にもお取り調べがあるはずです。」

そう言いながら隊長は手で合図を出すと兵の内二人が一蓮の肩を両方から掴んだ。

「それでは連行します。大人しく付いてきてください。」

一蓮は少しいやがるが諦めた様に隊長の後を付いていった。

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20話までにおらないと丸付き数字が無くなるなぁ、でも終わる気配が全くない

何とか今月中には終わらせたいです

今日は時間が余り無くて短め

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2009年2月 8日 (日)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑫

通された部屋は確かに貴賓室と言うだけ有って、なかなか豪華な部屋だった。

「どうぞこちらへ。」

途中で文官から受け継いだ侍女が案内する。
女性だという事への気遣いにも見えるが、なにやら工作をしているようにも感じる。

「それではごゆっくりしてください。何かありましたら鈴を鳴らして頂ければ御参じます。」

「あ、ところで」

立ち去ろうとする侍女を一蓮は呼び止める。

「こちらにいる諸葛瑾さんにもお世話になったのでご挨拶したいのだけれど・・・どちらにいるか解る?」

そう訪ねる一蓮に侍女は困ったように答える。

「諸葛瑾様がどちらにいるかは少々解りません。後ほどわかるものを寄こしますのでお待ちください。」

「わかりました、それではくつろがせてもらいます。」

侍女が出て行くのを見送ると寝所に腰を掛け一伸びすると、少し気合いを入れ直した。

「さて、鬼が出るか、蛇が出るか。」

状況はまな板の鯉に近いものがあるかもしれないが、少しワクワクしている自分がいた。

程なく先ほどの文官が訪れて諸葛均の不在を告げた。

明日には戻るとのことでそれまで待ってくれとのことだった。

『まぁ素直に会わせてくれるとは思ってなかったけどね。』

『と、言うことは多分今晩かな』

出された食事は平らげた。多分毒は入っていない。入っているとすれば眠り薬だがそれも無いと勘が告げる。

『小娘だと嘗めてるのよねぇ、後で後悔はすると思うけど今は乗っておくわ。』

そう思うといつも通り素早く眠りについた。

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2009年2月 7日 (土)

真・恋姫無双SS 呉国の姫(仮題)⑪

一蓮は江夏の城の前にいた。

昼夜とばしたおかげで次の日の昼にはここまで来られた。

白天は疲れているはずなのにそんなそぶりを見せない。可愛い子だ。

「さて」

来る途中に少し考えたことがあった。城にどうやって入ろうかだ。

忍び込むと言う手もある、が、かなり厳重な江夏城の警備をかいくぐるのは至難の業だ。

『邵とかなら出来るかもね』

と、思うものの私の専門分野じゃないので却下。

だとすれば後は・・・押し入る、のは私好みだけどちょっと無謀かな・・・。

騙し入る、と言う手もあるけどどうやっていいか思いつかない。

なら、やっぱり私らしく正面から行こう。

白天を城下町の厩に預けると城門に向かって歩き出した。

そして門番に向かって話しかける。

「私は孫権が第一子、孫子高です。江夏の太守、程普様にお会いしたいのでお取り次ぎをお願いします。」

取りあえず通して貰うには太守に会うという名目の方が解りやすいと感じたので言った言葉だが、門番は予想より動揺した対応だった。

なにやらひそひそと話している。

そして

「少々お待ちください。」

そう言うと何人かが奥の方に戻っていった。

『これは・・・・、いきなり急展開?』

途中手に入れた矛を持つ手に力が入る。

『一暴れしなきゃ行けないかしら』

そう思った一蓮だが中から出てきたのは結構偉そうな格好をした文官だった。

「これはこれは孫登様、程普様に何かご用でしょうか?」

「私は荊州での修行を終えて今から建業に帰るところなのですが、お世話になった程普様にご挨拶をしていこうかと思いまして。」

作り話だがそこそこ信憑性はある。
普通に移動すれば荊州城から江夏城までは3、4日は掛かる。すれ違いになったとしても不思議ではない。

「そうでしたか、しかし、程普様は今お出かけになっていまして、当分はお帰りになりません。」

「それは仕方がないですね。では、今日はこちらで休ませて貰っても構いませんか?」

「はい、それはもう。」と言った後、衛兵に向かって「急いで貴賓室を用意するのだ。」と言った。

そして文官の後から一蓮は城の中に入っていった。

--------------

呉国の姫ってタイトルはあまりに安直ですよね、仮題のつもりでいましたけど解りづらいので明記しました。

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2009年2月 6日 (金)

真・恋姫無双SS 呉国の姫10.5話

荊州城を出てから3日、そろそろ目的の場所だ。

斥候からは砦にこもっているのは500程度との情報が入った。

『先の情報より少ないな。』

関羽はそれでも予定通りという表情で陣を張るように命ずる。

『さて、あまり長引かせたくはないな。』

数が少ないとはいえ山砦にこもっているのだ、無理強いすればそれなりの損害が出るであろう。

出来ればなるべく被害が出ないようにしたいところだ。

「軍議を行う。将軍、軍師は陣幕に来て欲しい。」

「さて、なるべく損害が出ないようにあの砦を落とすにはどうしたらいいと思う?」

その問いに軍師の伊籍が答える。

「被害を避けるのであれば間道を抑えて兵糧責めが一番かと。」

「ふむ、しかしその案はあまりに消極的だな。時間は余り掛けたくないのだ。」

「ならば間道を抑えた後、周りから威嚇をしてみたらいかがでしょう。不安を募らせ士気を削ぐのです。」

「ふむ、所詮は野党ども。効果は高いかもしれんな。」

「ではその手で行くか。動揺が見えたら一気に攻める。」

「応!」

関羽は素早く間道に兵を出すと関を作らせ、陣太鼓等で威嚇を始めた。

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恋姫無双に出ていない有名武将っていますよね

たとえば

姜維、徐庶(名前だけ出てきます)、太史慈、魯粛、徐晃、曹仁、司馬慰

などです。

特に司馬慰などは諸葛亮のライバルなので出て欲しいのと、戦力バランス的に太史慈は呉に必要かなとも思います

こうしてみると人材的にも魏が圧倒だなぁと感じますね

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2009年2月 5日 (木)

Natural AnotherOne 2nd Belladonna 感想

今日は最近やったゲームの感想をします

このゲームはやたらとエンディングが多いです。
さらにBAD ENDも満載

エッチシーンも満載です

主人公がその手の方向に積極的なので何でも食べてしまいます

妹属性な私としましては某HPで碧葉が可愛いと聞きまして良いエンドを探しましたがなかなかどれもきついですね。

確かに妹だと解ってからは結構可愛いのですけど。
つんデレにも程がある感じでした、途中マジで殺されそうになるし。(ルートによっては殺されますけど)

もちろんロリ属性もある私ですから蜜音、響果も良かったわけですが・・・・・

割と普通に甘えてて安定してました。

樹は可愛いキャラですけどそんなに好みではないです。

美園はまぁどうでも良いです。

SSはちょっと休憩中です。

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2009年2月 4日 (水)

閑話休憩

取りあえずお話が区切りのところまで言ったのでちょっとまとめを。

今回、蜀、呉とも本編には出てこない武将の名前を出しました。

最初はあまり使わない方向だったのですが、オリジナルは厳しいし、かといって10年後の武将をあまり出すのも興が冷めると思ったので。

今のところの方針では、本編(真・恋姫無双のこと)からこちらに登場するのは、関羽、呂蒙と後二人ぐらいになる予定です。

(名前のみならもう少し出ます。すでに劉備、孫権は出てますね)

娘は多分6人出てきます・・・・・・・多分

しかし、思うのは当然6人だけじゃないよね、少なくともシャオとの間にも出来ると思うし他の娘との間だって一人ずつとは考えづらい
逆を言うと、畑が7つだけとも思えないw

最初桃香との間にも一刀の子供がいて阿斗とか名付けられてたりとか考えたりしました。

まぁ少なく見積もっても15人くらいは居そうだよね一刀の娘(娘限定ですwそうですw)

これから孫登は江夏に向かうのですが距離感とか無視してくださいw

江陵から江夏まで大体500キロくらい有るんじゃないかと思われますが1日で付いちゃいます

赤兎馬でも無理かw

あまり細かい事は気にしないようにお願いします。

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2009年2月 3日 (火)

真・恋姫無双SS 呉国の姫⑩

馬小屋までは順調にたどり着いた。途中で倒した兵は二人である。

多分大けがはしていないだろう・・・・多分。

馬小屋まで付いた一蓮は自分の馬に話しかける。

「白天、無事でしたか。」

茶地の額に白い斑点が有ることから名付けられた。一蓮の愛馬である。

無事たどり着いたことには安堵したがまだまだ問題がある。

それは城門だ。

これは自分だけの方が楽だが、この子無しで江夏まで早くたどり着くのは至難の業である。

『まぁ、いざとなったら強行突破ね。』

割と短絡な思考は叔母の孫策ににているのだろう。素早く馬具を付けると、馬の上に乗った。

「行くわよ!」

そして城内だというのに馬をいきなり走り出させた。

「もうそろそろ程普様が到着する時間だな。」

城門にいる呉兵が日の位置を確認する

「うむ、そろそろ城門を開けておけ。まだ慣れていないのだからな。」

隊長らしき人物が部下に指示を出す。

荊城の城門は少し凝ったからくり式で歯車などが使われている。

捕虜とした番兵と、理屈が解っている呂蒙から指示は受けているが開けるのには若干の時間を有した。

「えーと、この取っ手をこの穴に入れて。この棒を押し込んで。」

「あっ、馬鹿!棒を押し込む方が先だ!」

取っ手はこの扉のからくりの解除鍵で棒は安全装置である。
解除鍵を押したまま安全装置をはずすとどうなるか。

バタン!と言う音とともに扉が急激に開く

「うわっ。」

扉の外に人は居なかったので被害はなかったのだが誰かいたら大惨事である。

「おいおい。まぁ開いたのなら良いか。」

隊長は結構のんきだ。

「あっ、でも。取っ手が今の勢いで折れてしまいました。」

「あちゃぁ。これでは城門の開閉が出来ないな。あとで予備の部品がないか捕虜の城兵に聞いておいてくれ。」

「今は取りあえず程普様の到着をお待ちしよう。」

「あれ、城門が開いてる。」

少し走って城門に近づくと一蓮は城門が開いていることに気が付く。

「運が良いわね、このまま突っ切っちゃいましょう。」

一蓮が白天に加速を命じると呼応したかのように白天が駆け出す。

「隊長、城内から馬が一頭走ってきます。」

「なに、そんな報告は受けてないが?」

城門まで急いでくる者には伝令係があるが、城内で伝令に馬を使うなどと言うことはあり得ない。

「あ、あれは・・・」

隊長はその正体に気が付くが、声には出せない。

「捕まえますか?」

部下が聞く

「いや、やめておけ。そのまま通すんだ。」

「応。」

一蓮は難なく城門を抜け、街境の検問も突破して江夏に向かう。
理由は一通の書状だけだ。
でも信じるに値はするし一蓮の勘がそうしろと言っている。

『私の勘はあまり外れたことがないし・・・・』

特にここ一番の勘はほぼ100%であった。

『やっぱり叔母様似なのかなぁ・・・・有ったこと無いけど。』

自分が生まれる前年に亡くなった叔母、孫策のことを考えながら一蓮は馬を走らせる。江夏に向かって。

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2009年2月 2日 (月)

モンハン絵

ダウンロード monhan1.jpg (522.8K)

ここで友人の書いたイラストを突然公開

たまにこんな事もします。

一蓮の絵も頼んでますw

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真・恋姫無双SS 呉国の姫⑨

「うん。」

少し考えていた一蓮だが相変わらず切り替えは早い。

小さく頷くとこの短い文章から呂琮の意図を読んだ。

『大丈夫って事は心配しないで良いのね。』

懸案事項が一つ減った。

『何とかそこを出てってことは無理矢理脱出しろと・・・。それは亞莎さんとかに相談するのではなくてということね。』

まぁ無理矢理なのは結構慣れているから問題なし。
扉の外には二人見張りがいて少し離れたところに5人・・・楽勝ね・・・
障害となるとしたら昨日のお姉さんだけど・・・まぁその時はその時で・・・

江夏までは少し距離があるわね。馬が調達出来れば・・・
そう思いながら部屋から外を見る。

すでに兵は引いていて城内は閑散としていた。
制圧は夜の内に済んでしまっていたようだ。

『まぁ守るべき人が起こした物だし、亞莎さんだからかなり念入りに手筈を整えていたのでしょうねぇ。』

愛紗さんがここまで油断をしていた事が若干気にはかかるが、基本的には根のいい人である。あり得ない話ではない。

『で、馬小屋は・・・・』

もう一度今度は馬小屋の方角をじっと凝らして見る。

見張りはいるみたいだけど殺されたりはされていないみたい。
うちの子なら江夏まででもそんなにはかからない。

「じゃぁ、ちゃっちゃとやっちゃいますか。」

旅着に着替えると寝所の床に隠してあった棍を持つ。

「作戦とか、必要ないよね。」

一応自分は姫様だと言うことも自覚している。
多分本気ではかかってこない。

おもむろにドアを開けると気が付いた見張りの兵に向かって棍を繰り出す。

一閃

倒れる見張りの兵

『多分致命傷じゃないから、ごめんね。』

若干そんなことも思いつつ、素早く、それでも最大の気を遣って馬小屋まで全力で走り出した。

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2009年2月 1日 (日)

真・恋姫無双SS 呉国の姫⑧

チュンチュンチュン

窓から光が差してくる。

外から小鳥のさえずる声が聞こえてくる。

朝だ

・・・・・・・・・

昨日の出来事を反芻する

こんな状況でもすぐ寝られるって、私の神経は自分でもどうかしてるんじゃないかと思うわね。

でもね・・・・

体を休めないと良い動きが出来ないわ。

朝になれば・・・・

朝になれば・・・・・・・

朝になれば・・・・・・・・・・・・・・・・・何だったっけ?




「そう、已莎!」

「大変、裏切りがばれたら已莎が危ないことに・・・・・・。」

そういいながら寝間着から普段着に着替える

『さすがに関羽先生がいきなり切り捨てることはないと思うけど、人質扱いにはなるでしょうね。』

そんなことを考えていると着物から一枚の封筒が落ちる。

「あ・・・・これ・・・・已莎の手紙・・・そう言えば朝に見てって・・・」

思い立つと一蓮は早速手紙を開いた。

そこには短く、こう書かれていた。

「おはようごさいますイーレンちゃん。私は大丈夫だから貴女は何とかそこを出て、江夏の諸葛瑾様を訪ねてください。」

------------------

突然、呂琮の真名を考えました
「已莎(いーしぇ)」

・・・・・安直だがそれがいい。

いや、ここまで書いておいて結構整合しない部分もあります。
後で書き直しますがまぁ・・・・

あーしぇの子供がいーしぇ・・・じゃぁ次女はうーしぇ・・・・?

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