« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

2009年5月31日 (日)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√76

「着いたわ、一刀。」

鏡を潜るとそこは見慣れた許昌城の前だった。

「へぇ、入り口は此処に設定してあるんだ・・・・」

俺が呟くと貂蝉が解説する。

「出口の座標は装置で設定できるわよ。」

正門に近づくとちょうど凪が正門の番にいた。

俺を見つけると全速力で走ってくる。

「隊長、戻ってこられたのですか?」

「久しぶりだね、元気にやってる?」

「はい!真桜も沙和も元気ですよ。」

「あーら、一刀が居なくなってからかなりの間落ち込んでたのは誰だったかしら・・・」

「えっそんな・・・・華琳様もお帰りなさいませ。」

「私はどうせ序ででしょう・・・・。」

「そんなことはありません・・・。」

「いいのよ。それより後でパーティーをするから。今は警護を続けなさい。」

「はい。それでは隊長、後ほど・・・・。」

「あぁ、楽しみにしてるよ。」

『なんだか久しぶりにお会いしたら隊長格好良く成られてて・・・・・。本当に良かった。』

ホロッと落ちる涙をゴシゴシと拭くと元気よく仕事を続ける凪だった。

 

そうして城に入ると、今度は春蘭に出会った。

春蘭は華琳を見つけると急いで寄ってくる。

「華琳様、お帰りなさいませ。無事でしたか?あの変な奴と一緒に行くと言われたときにはとても不安で。」

「あーら、変な奴とは失礼ねぇ」

一緒にいた貂蝉が文句を言うが聞いては居ない。

そして、一刀を見つけると

「おお、北郷、お前帰ってきたのか。どこに行ったのかと思っていたが・・・・元気そうで良かった。」

「ああ、春蘭も相変わらず元気そうだな。」

こちらの春蘭もあちらの春蘭も基本的には変わっていない。ただ、対象が俺か華琳かの違いだけだ。

しかし、その時華琳のが何か思いついたように不気味な笑みを浮かべて言った。

「春蘭、一刀ったら久しぶりだったからって私に悪戯するんだもの、あーんな事や、こーんな事を・・・。」

「北郷貴様!」

春蘭は背中の剣を抜くと俺に突きつける。

「華琳様に何をした?正直に言わないとうーんと苦しませてから殺してやる。」

相変わらずだなぁ、と俺は苦笑してとりあえず定番の台詞を返す。

「正直に言ったら?」

「苦しまないように叩っ斬ってやる。」

やはり、どちらでも死亡確実でしたかぁ・・・・・

「華琳も変な演技しない。春蘭が本気にするだろ。」

俺はとりあえず春蘭は相手にしないで華琳の方を向いて諫める。

「むぅ、私は無視だと。馬鹿にするなぁ・・・・。」

そう言いながら剣を振り抜く春蘭。その剣が俺を切り裂こうとした刹那、フッと俺の体が消える。

そうして死角の左側に体を移動させると刀の刃を抑えて言った。

「こんな場所で刀を振り回さない。寂しかったのなら今晩にでも相手をしてあげるよ。」

「なっ、何だと・・・・。」

赤くなる春蘭を横目に見て華琳が口を挟む。

「今晩は私の相手をして貰わないと・・・・じゃなくて、噂に聞いていたけど良い腕ね。一騎打ちで愛紗に勝ったと聞いたけれど・・・。」

「はぁ、北郷が、関羽に勝っただと・・・・・そんな馬鹿な。」

「まぁね、アレは結構一か八かだったけど。恋と稽古した甲斐があったよ。」

「北郷が呂布と稽古・・・・・・・。」

「あーら、春蘭。ちょっとショックが大きかったかしら。」

『これは多分わざとやったな・・・。』

俺たちは呆然とする春蘭を残し、奥まで進めていった。

-----------------

次回あの人登場。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月30日 (土)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√75

貂蝉に連れてこられたのは泰山の頂上の神殿だった。

そこにはこの世界に似合わない機械だらけの部屋があった。

「記憶が戻ったんで大体の状況は理解したけど、詳しい経緯を説明してくれるか?」

俺は貂蝉に説明を求めた。

「えーとね、どこから説明すればいいかしら」

貂蝉はシナを作りながら話し出す。

「ご主人様があの世界から消えてから1年と2ヶ月ほどが経過しているわ。その間曹操さんは、貴方の行方を捜していたの。」

「私も、いくつかの可能性を探って、ちょうどあの外史に行ったのが2ヶ月ほど前・・・・」

「そして、話を聞き、曹操さんに協力することに決めたのよ・・・。」

「しかし、俺がこの世界に来て2年ほど経ってるんだが・・・・・・もしかして、時間の経過も違ったりするの?」

「流石この外史のご主人様は物わかりが良いわねぇ。その通り、外史同士の時間とかはあまり関係ないの。」

「ただし、今はシンクロさせてるから向こうの外史とは同じ時間の流れになってるわ。」

「ふーむ。」

俺が考えていると、華琳が話し始めた。

「実はね、貂蝉のお陰で一刀が向こうの世界に戻れるようになったの・・・。」

「だから私は一刀を連れ戻しに来たのだけれど・・・。」

「私はこの世界に来てから一刀の作った国を二日ほど掛けて見て回ったわ。」

「一刀の作った国はとても良かったわ、合格点よ。流石私の認めた男ね。」

「華琳に褒められるなんて珍しいな。嬉しいよ。」

「今はね・・・・一刀もこちらの世界で居場所を作っちゃったんだしね・・・・・もう良いわ。こうしてまた逢えたんだし。」

「華琳・・・・・。」

「ただね、一刀にも私の作った国を見て貰いたいの。」

そう言った後、華琳は貂蝉に尋ねる。

「貂蝉、あとどのくらいなの?」

「そうねぇ、ここに来たのが3日前の夕方だったから、あと一刻と言ったところかしら。」

「もう少しでそこの鏡から私たちの世界にいけるの。一刀も一緒に来てくれる?」

「あぁいいけど、戻ってこれるの?」

そう聞くと貂蝉が説明する。

「大丈夫、ご主人様は三日後に自動で戻るようにプログラムしておくわ。実は私たちも保険で掛けて有るのだけどねぇ。」

「この外史とあっちの外史をつなげていられるのは一週間なの、それまでに結論を出すと良いわ。」

「しかし、このまま黙って行ってしまったら桂花達が心配するな。」

「あぁ、それならそこのモニターの前に立つと良いわ。」

「ん、これか?」

「そうそう、じゃぁ、スイッチオン。」

すると画面に桂花が映る。春蘭達も居る。どうやら軍議をしているようだ。

『多分、俺を捜すための軍議なんだろうなぁ・・・。』

一瞬で理解するが、突然モニターの桂花がアップに成るとそのまま消える。

「向こうにはご主人様のフォログラフィーが出ているわ。今のは荀彧ちゃんが抱きついてすり抜けたのね。」

「音声がOFFだったわ。じゃ、入れるわね。」

「「「一刀様」」」

向こうからは大合唱が聞こえる。

「そんな、一刀様、幽霊になってしまわれたのですか。」

桂花の泣く声も聞こえる。

俺はみんなに話しかける。

「大丈夫、俺は無事だよ。」

「三日ほど留守にするから後は任せるよ。桂花、頼んだね。」

「はい・・・・本当に戻ってこられるのでしょうか?」

「うん、大丈夫。それじゃぁ、後は任せたよ。」

そうして機械を切った後、俺は華琳と一緒に外史を移動した。

-----------------------

説明が長いかなぁ^^;

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年5月29日 (金)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√74

「あーら、そろそろ限界みたいね。」

華琳がそろそろ落ち着こうかと言うときに貂蝉が扉を見て言った。

貂蝉・・・・・・・・俺は今確かにそう思ったが・・・・・・・・

「どうしたの?貂蝉。」

「あーら、ご主人様私のことも思い出したの?でもね、そろそろ扉が壊れるわよ。」

そう言うか言わないかの内に扉が派手な音をして壊れる。

此処の扉は、春蘭が良く壊すので、鉄芯入りの特注品になっていたのだが流石に本気の武将達では耐えきれないか。

「大丈夫ですか、一刀様!」

一番で春蘭が入ってくる。

「一刀様は無事ですか?」

次ぎに入ってきたのは桂花だ。

「あぁ、大丈夫だよ。」

そう答える俺だがその姿を見て春蘭も桂花も顔が青くなった。

『あぁ、華琳を抱きしめたままだったっけ』

そう思いつくが、あえて放そうとはしない。

「一刀様。また新しい女の子ですか!」

桂花が呆れたように言う。

「あぁ、あんなに抱きしめちゃって・・・羨ましい。私も抱きしめてほしいなぁ。」

本当に羨ましそうに春蘭は言った。

すると、大分落ち着いてきた華琳が腕の中なら顔を上げて言った。

「これ、私の」

そして、俺の唇にキスをする。

華琳の顔が俺の唇を塞ぐと同時に俺の視界も遮ったので俺には見えてないが、桂花達の顔は手に取るように解った。

「こら、どこの泥棒猫なの?衛兵は居る?あぁ、春蘭で良いわ。切り捨ててしまいなさい。」

「解った!」

剣を抜く春蘭。だがすぐ隣から制止の声が掛かった。

「姉者、やめておけ。この体勢だと一刀様まで無事には済まん。」

「ぬぅ・・・。」

不穏な空気が流れるのを感じ、俺は華琳を一旦離すと、みんなに向かって言った。

「まぁ落ち着け、華琳も挑発するのはやめなさい。」

俺の冷静な態度に華琳はつまらなさそうに言う

「はーい。一刀は随分落ち着いちゃったわね。なんだかつまらないわ。」

しかし、桂花がそんな華琳に詰め寄る。

「あなた、さっきから聞いていれば一刀様を呼び捨てにして・・・大体そんな変な髪型で・・・・どこかで見たことあると思ったら麗羽のまねなの?」

「あ!」

俺はその台詞を聞いて顔が青くなる。言ってはいけない台詞だ。

横の華琳の様子を伺うと、かなり頭に来ているのが見て取れる。

「桂花、貴女がそんなこと言うなんてねぇ。」

その華琳の台詞を聞いて、俺と後、貂蝉も青くなる。

そして、桂花は赤くなった。

「な・な・なんですって!私の真名をこの小娘が!春蘭、秋蘭、直ちに殺してしまいなさい!」

「拙いわねぇ、此処は一旦撤退よ。」

貂蝉がそう言うと華琳とそして俺を両脇に抱きかかえると窓から飛び出した。

「ご主人様は借りていくわねぇ。」

そのまま超人的なジャンプ力でその場から逃げ去ってしまった。

---------------------

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年5月28日 (木)

しかし・・・・・

一刀が戻ってくるSSはよく見ますが、その理由を書かれたSSってみたこと無いので。

今回はその辺をアンチテーゼとしてみました。

戻るまでが主題と

人と違うことがしたいって思うのも中二病の一種かなとも思ったりはしますけどw

あ、本当に戻るかはまだ解りませんよ。

どうなるかはお楽しみと言うことで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√73

突然現れた少女は、俺を連れて帰ると言った。

そして、俺がこの世界に来る原因と成ったマッチョなビキニパンツ・・・・・・

普通に考えれば元の世界に戻しに来たと言うことなのだろうが・・・・

「それは、俺を日本に戻すと言うことかな?」

俺は確認のために聞いてみる。

「日本・・・・・・・いいえ、私たちの世界に連れ戻すという意味よ、一刀。」

「あーら、ご主人様残念。あの世界には戻れないわ、でもね、こちらの方が貴方をどうしても連れ戻したいっていうのよ。」

マッチョは相変わらずのおねぇ言葉で喋る。

「そう言えばあんた。あんたの言うとおり俺はこの国を統一したよ。」

「ええ、貴方はとても優秀だったわ。でもね、物語はここから始まるのよ。」

そこまで言うと今度は少女が喋り出した。

「私の名前は曹孟徳、真名は華琳・・・・・貴方の主人だったものよ。思い出しなさい。」

「か・・・・りん・・・」

そう言われたとたん頭に激痛が走った。

何か体中の血液が駆け回っているような感覚にとらわれる。

視界が真っ暗になり全てが闇に包まれる

俺の中の細胞の一つ一つが何かに向かって凝縮されていく・・・・・・。

そして一つの細胞が記憶の中枢を支配し始める。

俺の見ている画像がセピア色となり、まるでモニターを見ているような感覚になる。

 

そこで1人の少女が泣いている・・・・・・

 

寂しがりやの女の子が・・・・・・・・・

 

そう、思い出した。

 

彼女は魏の国王、曹孟徳・・・・華琳だ・・・・・。

 

ゆっくりと視界に色が戻ってくる。

 

俺を心配そうにみている少女が居た。

どうやら俺は倒れたらしい。

俺はその少女の頬を撫でる。

「華琳、久しぶりだね。」

「一刀、思い出したのね。」

「恨まれたくないからね。」

華琳の瞳から大粒の涙がこぼれる。

「馬鹿っ・・・・・。」

俺は静かに華琳を抱きしめた。

----------------------

次回は修羅場ですw

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年5月27日 (水)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√72

今回も説明台詞が満載ですw
若本ボイスで脳内変換すると臨場感が増すかもw
あと、色々独自見解が出るのはご容赦を

------------------

「そんなことが出来るの?」

少女はマッチョな筋肉男に移動しながら尋ねる。

「ええ、ご主人様があの外史から消えたのは、世界のキャパシティ不足のようね。」

「きゃぱしてい?」

「世界にはそれを支えるだけの器があるの。その器に入り切らなくなったと言う事よ。」

「でも、それまでは平気だったのに、なぜその時になって突然消えたの?」

「んー、ちょっと説明しづらいわね。読者に解るように説明するわ。」

「どくしゃ?」

「ええ、要は、世界は一つのHDDのようなものなの。」

「しかも、人、1人1人はファイルなのだけど同じサイズじゃないの。」

「その魂や存在の大きさにより皆違うサイズが当てはめられている・・・。」

「あの外史が1TバイトのHDDだとすればご主人様のサイズは・・・そう、1Gバイトくらいなの。」

「一般人は1バイトくらいかしら。」

「ご主人様があの世界に入ったことで一杯になってしまったキャパはその世界の自浄作用で小さなファイルから消していく作業を行いだしたの。」

「それがあの乱世なのねぇ。」

「でも、それでも対応しきれなくなった世界は今度はある程度大きなファイルも消そうとしたの・・・。」

「歴史の流れとして大きなファイルを消すのは淀みのない、世界に負担を掛けない方法だったわ。」

「しかし、それをご主人様は防いでしまった・・・・・そして世界は最終決断を行ったの。」

「元凶となる北郷一刀を消すという判断をね。」

「ふーん、良くわからないけど何となく解ったわ。」

「それで、なぜ一刀を元の世界に戻せるの?」

「それはね、観察者として作られた私にはある程度まで外史に干渉することが出来るの。HDDを増設・・・とまでは行かないけど2Gバイトのフラッシュメモリを継ぎ足すことくらいわね。」

「全然解らないけど、要は一刀を連れ戻せると言うことで良いのね?」

「ええ、そうよ。ご主人様が良いと言えばだけどね。」

「私を誰と思っているの。曹孟徳よ。首根っこ捕まえてでも連れて帰るわ。」

--------------------

ちょっと時間戻ってます。
独自理論にはかなり穴があるかも知れませんが極力大丈夫なように考えました。
突っ込みも当然承りますw

それではまた明日

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月26日 (火)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√71

一騎打ちから一ヶ月が経過した・・・・

俺はあの後、蜀併合の為の書類作りや通達の指示、そして法の草案作りにと忙しい日々を送っていた。

そんな俺を桂花が呼びに来る。

「一刀様、そろそろ顔見せの時間ですが・・・。」

今日は大陸統一のお祝いのために祭りが開かれ、そこに顔を出すという予定が入っていた。

「あぁ、行くよ。ちょっと待ってて。」

俺は制服に着替えると、桂花と一緒に部屋を出た。

不思議なものでこの制服はなぜか全く汚れも傷みもすることはなかった。

別の次元のものだからなのか原因はわからないが、しかし、そのことが俺の天の御使いの信憑性を深めているのだから侮れない。

歩きながら俺は桂花に声を掛ける。

「やっと此処まで来たね・・・桂花達のお陰だよ。ありがとう。」

「そんな、もったいない。全ては一刀様が素晴らしいからです。私も丞相として一刀様に一生お仕えしていきます。」

「そうだね、これからもよろしく頼むよ。」

「・・・・はい。」

照れる桂花と話をしながら歩いて行くと、宮殿の入り口に付いた。

そこには席が設けられていて、そこから祭りを見学すると言う手筈になっている。

「遅いですよ、一刀さん。」

すでに座って待っていた桃香が声を掛ける。

「桃香はいつも可愛いね。今日は何時に来たの?」

「もう1刻も前ですよ。待ちくたびれちゃいました。」

そんな桃香に隣の愛紗が諫める。

「桃香様、北郷様に失礼ですよ。」

「もう、愛紗ちゃんったら相変わらず堅いんだから。一刀さんにも下の名前でよいって言われたのに・・・。」

「桃香は相変わらずだわね。」

「雪蓮さん!」

そこに冥琳を連れ添った雪蓮が現れる。

「雪蓮と冥琳も良く来たね。今日は楽しんでいって。」

そうして祭りは始まった。

 

祭りも中頃にさしかかったところ、少し用事で中座した俺は玉座の間にいた。

少し疲れたので一休みしていようと思った俺だが何か周りが騒がしくなってくる。

最初は祭りで浮かれた季衣達が暴れているのかとも思ったが様子が違うようだ。

突然警備の兵が扉の前で進言した。

「突然侵入者が現れまして、真っ直ぐこちらに向かっています。」

「警備の担当の凪達はどうしたの?」

「楽進様達や。たまたま居た関羽様にも手伝って貰ってますが、止められません。」

「おいおい、愛紗達でも止まらないなんていったいどういう事だ。他の国の要人も今はいるんだ。何とか捕まえるように兵を動員しろ。」

「それが・・・・うわっ!」

突然吹き飛ばされる警備兵。

そして、一人の少女がこの部屋に入ってくる。

しかもその後にみたことのあるビキニパンツのマッチョも続く。

そして、俺がその様子を静観していると、その少女は口を開いた。

「北郷一刀。私は貴方を迎えに来たわ。」

-------------------------

昨日はたくさんのコメント有り難うございました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年5月25日 (月)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√70

さて、今までのが前振りだったと気づいた方がいたでしょうか・・・・・・

そろそろ本編が始まりますw

嘘です。(ある意味本当ですw)

ではシーン変更から

---------------------

「えーと、ディメンションスタビライザーは正常ね。」

「ここでロックして・・・・・・うん、問題ないわ。数値も安定してる。」

「後は・・・・・シンクロタイムだけど・・・・60SCって所かしら・・・。」

そこは泰山の頂上にある神殿。

この場所には不似合いなモニター、機械がぎっしりと並んでいる。

そこにいるのは2mのマッチョな巨漢と、身長150程度の少女。

巨漢はその姿に似合わない仕草で細かい機械を操ってる。

「どう?何とかなりそうなの?」

「ええ、やっと成功したわ。この外史とシンクロできる外史を作り出すことに。」

「そこに一刀は居るの?」

少女が尋ねる。

少女もその姿に似合わず尊大な態度だ。

「ええ、それが条件だったわね。」

「貴女を連れて行くために、貴女の居ない外史を作り出す必要があったの。でも、それだけじゃ成功しない・・・。」

「出来る限り現在の状況を同じにする。つまり魏による大陸統一。それがキーワードだったわ。」

「貴女の居ない世界で、魏による制覇・・・・・この条件は思ったより大変だったわ。」

「でも、その世界の一刀はそれを成し遂げたのね?」

「ええ・・・・・貴女と別れた後のご主人様はその存在をバラバラにされたの。」

「そうしてその思念はいくつかの外史にばらまかれた・・・・・それを探すのだって一苦労だったわよ。」

「ありがとう・・・・・。」

「あーら、???、あなたからそんな言葉が聞けるなんて思わなかったわ。」

「うるさいわね。いいわ、それでどうやったらいけるの。」

「いまからそこの鏡にゲートを開くわ。60秒その外史はここと繋がることと成るの。その鏡に入れば移動できるわ。」

「ふーん、じゃぁ早速行くわ。早く開きなさい。」

「早いわね。いいわ。じゃぁ、開くけどその前に聞いてちょうだい。」

「これから行く先には夏侯惇とか居るけど、貴女のことは誰も知らないわ。ご主人様が思い出すかは結構賭ね。その意識にすり込まれた記憶・・・・・想いがどれだけ強いかに影響されるでしょうけど。」

「だから、この世界と同じような態度は取らない事ね・・・混乱はシンクロ率に影響するわ。」

「どうなるの?」

「帰れなくなるか、最悪の場合消滅するわ。」

「解ったわ・・・・私は一刀に会えればいいの。」

「OK、じゃぁ機械を動かすわよ。」

そうして、巨体を完全に映し出せるほどの大きな姿見は青く発光した。

二人はその中に消えていった・・・・・

----------------

この話、思いついたのは10話目くらいかな・・・

最初は貂蝉ラスボスをうっすら考えてましたw

話は一気に急展開です。

TINAMIの作品説明に嘘偽りが出来ましたw

それではまた明日

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2009年5月24日 (日)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√69

東側の入り口から関羽が入ってくる。

青龍偃月刀を操る関羽にふさわしい青龍の扉だ。

しかし、西側。白虎の入り口からは誰も入ってこない。

「どうした、私の相手は誰だ?呂布でも夏侯惇でも誰でも構わんぞ。」

すると、貴賓席から声がする。

「君の相手はここにいるよ。」

そして、少し高くなった場所から俺は飛び降りた。

綺麗に着地した後、関羽に向かって俺は話しかける。

「魏の代表はこの俺、北郷一刀だ。関羽ちゃん。よろしくね。」

そう言っていつも通りの微笑みを見せるが、関羽には通じない。

「これから果たし合いというのに、よろしくは無いな。それに、天の御使い殿が代表か・・・・いや、まさに代表にふさわしいか。」

「俺は君の所の劉備ちゃんのように優しくはないからね。この勝負、負けるわけにはいかないよ。」

「それは私とて同じ事。蜀国民のためこの勝負負けられん。」

「そうか、良かった。それでは始めようか。」

そう言って一刀を構えると名乗りを上げた。

「北辰一刀流師範、魏王、北郷一刀。行くよ!」

「五虎大将軍、筆頭、蜀の偃月刀。関雲長。参る!」

二人は得物を構え相手の出方をうかがう。

その気迫と気迫のぶつかり合いに、周りの観客は息を呑んで見守った。

先に動いたのは関羽だった。

「いやーっ!」

気合いの入った叫びから、青龍偃月刀の連撃が繰り出される。

俺はそれを柳のように捌いた。

修練で恋の一撃を受けて感じたのは彼女たちの強い攻撃をまともに受けては、非常に消耗してしまう事だ。

力を受け流すように捌く、それが習得できたのは大きかった。

「むぅ、見事に捌く。」

関羽にまだ余裕があるのか、感心したように言う。

「このくらいはね、でもまだ本気じゃ無いんだろ。」

そう言う俺はあまり余裕は無かった。

なぜなら並の相手なら躱しながら反撃をするのが北辰一刀流の奥義だが、その隙は全く出来なかったからだ。

「長引かせると不利だね。」

俺はその剣を青眼に構えると気を練りながら呼吸を整える。

そうしてゆらゆらと揺れる剣先を数度にわたって振り下ろした。

恋や春蘭に見せたあの技だ。

一気に間合いを詰めて合計7度斬りつけるこの技を関羽は全て受け止める。

一瞬関羽の顔が歪むが、それでも間合いを開けてその範囲から外した。

「これは・・・・・・流石と言えるが一度見せて貰えば二度は通じないな。」

息を整えながら関羽が言うが、俺はすでに次のモーションに入っていた。

「私の魂の一撃が止められるかぁ!」

それでも気迫を込めた関羽の偃月刀が振り下ろされる。

しかし、その一撃はなぜか空を斬った。

「あっ!」

関羽がそう叫んだ瞬間、俺の剣が関羽の青龍偃月刀をはじき飛ばしていた。

得物を弾かれ、その場にしゃがみ込む関羽に俺は剣を突きつけた。

「勝負あったね。」

闘技場は歓声に包まれた。

-------------------

この辺はあまり長引かせない方針で^^;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月23日 (土)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√68

成都の城下町ですでにうわさ話に成っていた故に、程なくその噂は許昌にも流れ込んだ。

本来なら国の将来を一騎打ちにて決めてしまう事に対する不安感が表に出ると思われるのだが、どちらかと言えば魏の代表が誰に成るのかと言う話題の方が大きかった。

「まぁ、平和だって事なんだろうけどねぇ。」

この国の方向性はこれで良いんじゃないかと思いつつも、もう少し危機感とか有っても良いとも思っていた。

 

俺は今回の一騎打ちの件で武将達には当日発表すると伝えた。

日頃の修練は欠かさないようにとも言った。

そうして俺は・・・・・。

試合当日を静かに待った。

 

試合会場は蜀と呉の国境にある上庸の街に作った。

出来ればコロシアムのようなものを作りたかったが、時間が足りなかったので柵で囲んで見届け用の席を作っただけの簡素なものに成った。

当日、朝、まだ誰もいない試合場の貴賓席に俺は座っていた。

「一刀様、どうなさりました?まだこんなに早い時間ですが?」

見回りに来たらしい秋蘭は俺を見つけると話しかけてきた。

「いや、色々あったなぁと思ってね。」

思い起こしてみると、秋蘭に見初められたのが今の俺が居る理由だ。

「最初、仕えたいと言われたときにはどうしようかと思ったよ。」

俺はおどけてみせるが、相変わらず真っ直ぐな目で秋蘭は俺を見つめると言った。

「私の判断は間違っていませんでした。一刀様はやっぱり王と成る方でした。」

「うーん、最初は全く手探りだったけどね、今は自分の目で真っ直ぐ見て行動できる。これも秋蘭達のお陰だよ。」

「私たちはお手伝いをしただけです。そしてこれで一旦終わりますね。」

「うん。でも終わりじゃないよ。まだまだこれからだ。その為にも今日は負けられない。」

「・・・・・・・・やはり、一刀様が出られるのですか?」

「ああ、秋蘭は誤魔化せないね・・・・・桂花や、風や、稟も気がついてるとは思うけど。」

「気がついていないのは姉者と季衣くらいだと思いますよ。」

「春蘭はすでに出る気満々だね。」

「特訓に付き合わされる霞が可哀想でしたが・・・・・。」

「そうか、霞の得物も偃月刀だったね。仮想関羽か・・・・俺も霞に付き合って貰えば良かったかな。」

「方天画戟を相手にされていたようで。その方が怖いのですけどね。」

「・・・・・・・・それも知ってたか・・・。」

「関羽は尋常の武将ではありません。ご武運お祈りします。」

「ああ、任せておいて。」

 

そして、試合の刻限と成った。

-------------------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月22日 (金)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√67

成都では軍議がひっきりなしに行われていた。

「代表ですが、どなたが良いのでしょう?」

諸葛亮が案件を提出する。

「魏の方からは誰が代表かは言ってこないのか?」

趙雲が質問をする

「それについては色々間者を飛ばしてみましたが・・・・どうやら天の御使い様本人だけが解っているらしく、調べようがありませんでした。」

「ふーむ、では我が方も当日の発表とするか?」

「それでも良いのですが、当方は逆に先に発表してしまうのはどうでしょう。」

「なるほど、公正性を皆に示すか・・・・。それで誰を代表とするのだ。」

「普通に考えれば、私か、お前か、鈴々かと言ったところだろうな。」

横で聞いていた関羽が発言をする。

「私はやめておこう。蜀を背負うには私では荷が勝ちすぎる。」

趙雲が珍しく殊勝な発言を見せる。

「それと同時に鈴々にも背負わせたくはないな・・・・。」

「それなら私が代表を受けよう」

と関羽が言ったとき、そこで今まで聞いていただけだった劉備が話し出す。

「私思うの。実はこの一騎打ち、勝っちゃいけないんじゃないかって。」

その発言に一同が押し黙る。

「実は北郷さんのお手紙、体の良い降伏勧告だったんだなぁって今思ってるの。」

「・・・・・確かに、あの状況で私たちは9分9厘勝てない状況だった。しかし、それでも私たちは降伏しようとは思わなかった。」

「それは、みんなの想い、夢、そして意地があるから。でもうすうす感じていたの、それはほとんど北郷さんと一緒だって出来ることだって。」

「残っていたのは、多分意地の部分。北郷さんはそれを一騎打ちによって無くそうとしようとしてくれてるの。」

「だから・・・・この一騎打ち。私が出ちゃダメかな。」

その発言を聞いて一同が感心したように考え込むが、一人関羽ががぶりを振った。

「ダメです。それで私たちは納得できるかも知れませんが、蜀の勝利を願っている庶民達が居ます。」

「その人達が納得するためには私が出ることが必要なんです。」

「確かに、桃香様が出て行ったら、知らない庶民達は最初から勝負を投げたように見えるかも知れないわね。」

黄忠が関羽の後押しをする。

「・・・・・・確かにそうだね。じゃぁ愛紗ちゃん頼むね。」

「はい、承ります。・・・・・・それでは朱里、通達をお願いする。」

「はい、解りました。」

 

そうして蜀の代表は関羽だと発表されたのは試合の5日前だった。

-----------------------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月21日 (木)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√66

「魏の代表は、当然私ですよねぇ?」

帰ってくるなり春蘭が俺に詰め寄った。

「まぁまて姉者、報告が先だ。」

そう言って秋蘭は俺の前に来ると結果報告をした。

「一刀様。劉備は書状の内容を了承しました。詳しい内容は後日とのことです。」

「そうか、受けてくれたか。それじゃぁ評定を開こうか。」

そう言って主な面子に連絡をしようとしたときだった。

桂花が大慌てで入ってくる。

「一刀様、成都で噂になっている件ですが事実でしょうか?」

「んーーー、早いねぇ、桂花。流石我が軍の筆頭軍師だ。」

「え、ええ、はい。ありがとうございます。」

照れる桂花だがすぐ自分を取り戻す。

「ではなくてですね、蜀との戦を一騎打ちで決着させるというのは本当でしょうか?」

「あぁ、そのことか・・・・・・でもすでに街で噂なんて少し蜀は情報管理が甘いのじゃないか?」

「あそこの将は口の軽い人が多いですから・・・・・・・本当なんですね?」

「もしかしたらそれも策だったりして。こちらの退路を断つのが目的だったりするかもねぇ。諸葛亮ちゃんとか居るからねぇ。」

「確かに諸葛亮は侮れませんが・・・・・・一刀様・・・はぁ・・・。」

呆れたようにため息をつく桂花。

「すでに決められたわけですね。私には相談してくれなかったのですか?」

「ごめんね、話すと反対されそうだったから。」

「当然です。すでに九分九厘勝っている戦いを、わざわざ勝敗の解らない一騎打ちでなんて・・・・・・。」

『・・・・それに一騎打ちでは軍師の活躍の場は無いじゃないですか・・・。』

「君たち軍師には、戦いの終わった後にいくらでも活躍の場はあると思うよ。」

桂花を抱きしめるとその思いを解っているように耳元で囁く。

「今も俺のために活躍して欲しいしね。」

「一刀様・・・。」

「大丈夫、これで終わるし平和な世の中にしよう。」

「はい・・・・。」

 

その後評定は開かれ、会談の場所や日程を話し合われた。

ちなみに他の軍師達の反応は

「グゥ・・・おにいさんらしいですね・・・。」

「一刀様の決められたことですから。」

「一騎打ちは当然呂布殿なのです。」

「相変わらずの甘ちゃんね。でも・・・・あいつらしいけど。」

(呉軍は無し)

----------------------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月20日 (水)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√65

「これはいったい・・・。」

隣からのぞき込んだ春蘭が叫ぶ。

「ふむ、一刀様らしいと言えばらしいが・・・・。」

「しかし、国の大事を一騎打ちにて決めてしまうとは・・・・・。」

「先日呉との決着の際に雪蓮と一騎打ちの形になったと聞いていたがその時に思いつかれたのであろう。」

「我が国の一騎打ちは確かに重い・・・・それが国の代表者ともなれば言わずもがなだ。」

春蘭達が話していると劉備達も諸葛亮、関羽、趙雲などで話し合っていた。

「どうしよう愛紗ちゃん?」

「国の大事を一騎打ちで決めてしまうなど、他の兵が納得いくでしょうか?」

「そうだよねぇ。じゃぁ、断ろうか。」

「待ってください、桃香様。これは千載一遇の機会かも知れません。」

「正直言って戦になれば勝機は限りなく0に近いです。しかし、一騎打ちなら勝てるかも知れません。」

「我が軍には一騎当千の将が居ますから。」

「しかしだな、もし一騎打ちだとすれば我が国からは誰が出るのだ?それと、向こうは誰を出してくるのだ?」

覚めた顔で趙雲が話を混ぜる。

「我が軍は置いておいて、魏軍の代表と言えば今居る夏侯惇では無いのか?」

関羽が一般論を述べるが趙雲が混ぜ返す。

「確かに魏の武の代表と言えば夏侯惇だが、それなら愛紗で充分勝ち目があるな。」

「しかし、魏軍最強と言えば呂布が居る。あの武に一騎打ちで勝てるかと言われれば厳しい勝負と成るな。」

「もし、呂布が相手となると・・・・・・相手が出来るのは鈴々くらいか・・・。」

「それでも勝機は一割程度でしょう。しかし、戦よりは勝てる見込みがあります。それに・・・・」

諸葛亮の台詞を劉備は横から取る。

「何よりこれ以上、人が死ななくて済む・・・かな。」

「多分北郷さんの狙いもそこにあるのでは・・・・・。」

「北郷・・・・・・敵ながらあっぱれな考えだな。」

関羽が感心する。

「惚れたか?確かに北郷は見てくれ、中身とも揃っているとは思うが・・・・敵の大将だぞ。」

趙雲の茶々に、関羽ともう一人が反応した。

「馬鹿を言え、そんなことは考えもしないわ。」

「馬鹿を言え、一刀様をお前達なんぞに渡すわけがない。」

その台詞は当然春蘭だ。

こちらはこちらで『魏の代表は当然私だろうなぁ』と春蘭が秋蘭に詰め寄っていたが、一刀様に伺ってみなければ解らないと諭されていた。

「我が主、北郷様から返事を聞いてくるように言いつけられております。お返事いただけますか。」

秋蘭が畏まって尋ねると、劉備は答えた。

「謹んでお受けします。詳しい内容は後日代表を出してお話し合いしましょう。」

----------------------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月19日 (火)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√64

大分状況が落ち着いてきたある日、俺は春蘭と秋蘭を呼んだ。

そうして一枚の書状を渡す。

「この書状を成都まで届けてくれるか?」

「えっ、成都までですか?」

驚く春蘭。それもそのはず成都は蜀の首都だ。

「うん、使者としてね。出来れば劉備に直接渡して欲しい。」

「私たちを使者と言うことはそれだけの内容の書状と言うことでしょうか。」

秋蘭が俺に尋ねる。

「そうだね。これで中原では最後の戦いと成るからね。とても重要な書状だ。」

「そんな重要な役目を・・・・・必ず成し遂げて見せます。」

春蘭は感動している。

「そんなわけで頼むよ。あ、それとついでに返答も貰ってきてくれる?」

「返答・・・・ですか?」

「ああ、その書状に対する返答だ。まぁ特に侮蔑とかする内容じゃないから。」

「よろしく頼んだね。」

 

春蘭達が去った後、俺は重要な面子を揃えて会議を開いた。

集まったのは我が軍の軍師達と呉の主軸達だ。

「今日集まって貰ったのは蜀に対してどういった行動を取るかだけど・・・。」

「実は今日は評定という形じゃないんだ。俺の話を聞いて貰うと言うことだ。」

「まず蜀に対してだけど・・・・俺に一任して欲しい。」

その言葉を聞いて桂花が言う。

「一刀様に一任するのは構いませんが、それでは私たち軍師は寂しい気持ちが・・・・。」

『それはわかるけどね、言ったら多分反対されるし・・・・・・(ボソッ)』

「今春蘭達に蜀に使者として行って貰っている。実際の内容を説明するのは彼女たちが返事を貰って来てからと成るけど・・・」

「とりあえずここまでだけど、何か質問はある?」

そう言うと、雪蓮が立ち上がる。

「今まで蜀と一緒に行動をしてきた身としては出来るだけ穏便にと行きたいところだけど、ダメかな?」

「あぁ、その件に関しては俺も思っているから。ただ、一言降伏しろと言ってもダメだと思うけどね。」

「向こうにも意地とそれなりの戦力があるからな、一戦は必要であろうなぁ・・・」

冥琳が発言するが珍しくあまり建設的ではない。

「その辺も含めて今回の書状とした。それでは後は春蘭達が戻ってきてからとしようか。」

 

春蘭達が成都に付くと、対応は早く、劉備の前に通された。

そして、書状を渡す。

それを読んだ劉備の表情が変わった。

「朱里ちゃん朱里ちゃん、これ。」

諸葛亮を呼び寄せ、書状を見せる。

「この内容・・・・・天の御使い様の意図が読めませんね・・・・・・。」

「夏侯淵さん、この内容は確かなものですか?」

諸葛亮が秋蘭に尋ねると、秋蘭は答えた。

「いや、私たちは内容を見ては居ない。一刀様から受け取ったものをそのまま渡しただけだ。」

そう言って書状を受け取る。そして内容を読んだ。

その内容とは

~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回、蜀と魏の決着について、代表武将による一騎打ちにてその戦いの決着としたい。

双方一名の代表武将を選出して闘技場で戦い戦闘不能になった時点で終了。

勝った方の国が負けた方の国を吸収するという形を取りたいと思う。

返答をお聞かせ願いたい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

と言うものであった。

-----------------------

蓮華ファンには申し訳ないですが本編を進行します。

また18禁SSとか書きたいですね

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月18日 (月)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√63

赤壁の戦いから何日かが過ぎた。

現在我が軍の軍師が呉 領土に出向して一通りの調べ物をしている状態だ。

呉の武将達は案内役の冥琳を除いて許昌に滞留している。

一通りの娘達には真名を許して貰っていた。

俺は執務を済ますと、呉軍用にと用意した宿舎に訪れた。

そこにはちょうど孫権が居た。

「やぁ、蓮華。居心地はどうだい?」

「良くはないわ。私たちは負けたのだから・・・。」

この子が立場的には孫呉のNo2である、何の相談も無しに帰順が決められたのは納得が行かなかったのであろう。

「まだ納得が出来ない?」

「そんなことはない。お姉さまが決めたのだから・・・・。帰る場所もなかったし・・。」

「それに・・・・・。」

そこまで言うと顔を赤くして蓮華は俯いてしまった。

俺としてはその『それに』の後が聞きたいのだがこのままでは言ってくれそうにないので話題を変える。

「ここで彷徨いていても気分は晴れないな。そうだ、良かったら市でも行こうか。」

「え・・・・・」

「護衛は・・・・まぁ必要ないよ。何かあったら俺が守るから。」

「・・・・・・・拒否権は無いのだな・・・。」

「しても良いけど・・・・まぁ、行こうか。」

「・・・・はい。」

俺が市に足を伸ばすと、いろんな人から声を掛けられる。

流石に許昌の街では俺の顔は知られている。

『・・・天の御使い様がまた違う女子を連れている・・・。』

そんな話題も飛び交っていた。

「ずいぶん慕われているのね。」

蓮華が俺に話しかける。

「ああ、これも配下の娘達のお陰だよ。俺はあんまり市政には口を出さないからね。」

「そう言うのも理由なのだろうな。」

「・・・・・・まぁ、今は蓮華の為だけを考えていたいかな。」

 

あの後、雪蓮から頼まれたことは、妹の蓮華のことだった。

とても内向的で責任感が強く、今回のことで一番気にするのは彼女だから気にしてやって欲しいと。

 

「え、そんな・・・。」

「一刀はみんなにそんなことを言うのだろうな。」

少し照れた後すねたように蓮華は呟く。

「いや・・・。」

俺は首を振ると蓮華を真正面から見つめて囁く。

「今は蓮華だけにしか言わないさ。」

 

雪蓮の言葉に俺は応えた。

「俺が可愛い女の子を放って置くわけ無いだろう。」

「確かにねぇ、大陸の種馬の名は伊達じゃないようよねぇ。」

 

その後は、洋服などを買い物して宿舎に戻った。

そして夜は更けていく。

--------------------------

やっぱり蓮華は必要だよねw

微妙に拠点フェイズぽく

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年5月17日 (日)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√62

剣を抜いて俺に対峙する孫策。

鋭い気迫で俺を圧迫する。

「やはり一筋縄ではいかないね。」

俺は少し軽口をたたくが顔は笑えない。

「北郷さんもなかなかよ。我が軍に欲しいくらいだわ。」

負けずに軽口を返す孫策だが当然顔は笑っていない。

その様子を周りの人達は固唾をのんで見守っている。

「そろそろ行くよ。」

俺は一刀を青眼に構えると切っ先を孫策に向けた。

しかし、一触即発の状況であったが突然孫策が剣を下ろした。

「やーめた。」

拍子抜けする俺に孫策は言葉をかける。

「だって北郷さん、私を傷つけたくないって思いで一杯なんだもの。」

その台詞は俺の本心を見抜かれていた。動揺しながらも俺は返事をする。

「解るの?」

「うん、解るわよ。伊達に孫家の頭領をやっている訳じゃないわ。」

「そうか、で、どうする?」

「なんか、毒気を抜かれちゃった。いいわ、あなたに降ってあげる。」

「そうか、魏に降ってくれるのか?」

「いいえ・・・・魏に降るのではないわ。貴方に降るのよ。冥琳も、それで良い?」

「どちらにせよ選択肢がないからな。雪蓮が北郷殿に降るというのであれば、呉軍全軍が貴方に降ろう。」

「戦いを終了するように伝えい。呉軍は天の御使いに降ったと通達するのだ。」

そうして呉軍が北郷一刀に降ったため、残るは魏の他には蜀一国と成った。

---------------------

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年5月16日 (土)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√61

「建業が落ちた・・・・・なぜ?ほぼ全軍がここにあった筈じゃぞ。」

「色々仕掛けがあってね。別働隊に動いて貰ったんだ。兵は一昨日連れて行った。」

「一昨日じゃと・・・・・・火を消したからくりといい、それも天界の技というものか・・・。」

「まぁね、でも我が軍にいる天才からくり師のお陰だよ。俺は理論を教えただけだよ。」

俺は大学は物理工学を専攻するつもりだったし、ある程度勉強していたことがこんな所で役立つなんて・・・・。

それと大量の鉄を加工するためにちょっと前に見学した反射炉が役に立ったし。

「ふははは、負けたよ、北郷殿、いや、皆と同じように一刀様とお呼びしよう。儂の真名は祭じゃ。」

「雪蓮様を説得するのだろう。その役、儂が請け負った。」

「ああ、そう言ってくれると嬉しいよ。祭、よろしく頼むね。」

 

「ダメです、お味方は総崩れです。」

報告に来た周泰が叫ぶ。

「流石にもうダメね。撤退するわ。雪蓮にもそう伝えて。」

「もう戻ってきてるわ。」

撤退の指示を出す周瑜に孫策が話しかける。

「今回はやられたわね。だけど、まだ完全に負けた訳じゃないわ。」

「うむ、すでに蜀軍は撤退したわ。私たちもとりあえず建業に戻りましょう。そして立て直してもう一度魏軍に挑みましょう。」

 

「次が有ればいいのだがのう・・・」

 

話し合う二人に突然声が掛けられた。

その声は孫策達にとってはとても嬉しい声だったのだが・・・・・

「祭!」「祭殿!」

「無事だったの、あの状況から良く逃げて来られたわね。」

喜ぶ孫策に少し意地悪そうな顔をして祭は答える。

「それは簡単じゃ、逃げてきたわけではないからの。」

「逃げてきた訳ではない・・・・それはどういう事ですか?」

その言葉の意味に気づいた周瑜が祭に尋ねる。

その横で周泰はキョトンとしている。

「その言葉通りじゃ。儂は一刀様の命を受けて来た。おぬし達を説得するためにな。」

「ええっ!」

驚いて声を出す周泰。周瑜は戸惑いを隠せないながらもあくまで冷静に対応する。

「ほう、まさか黄公覆が魏に降ったと言うのか。演技ではなく。」

「あぁ、今回一度魏に降ったのは演技ではあったが、そこで天の御使いの大きさに感服して本当に帰順したのじゃ。」

「そうしておぬし達を降るように説得しに来たわけだな。」

「祭にそこまで言わせる北郷に興味はあるけどね、まだ終わった訳じゃないのよ。」

孫策はキッと祭を睨み付けそう言葉にする。

「終わった訳じゃない・・・・か、ではまだこちらには報告は入ってないと見える。」

と、そう話したタイミングで伝令が大慌てでやってくる。

「孫策様、建業が魏軍にて落とされたとの報告が入りました。」

「なに、それは本当なのか!」

「すでに建業には一文字の旗が。それと呂、華、賈などの旗が掲げられています。」

「どうじゃ、奴は今まで倒した軍勢を全て取り込んでおる。なんと懐の大きいところじゃ、しかも・・・。」

「雪蓮姉様・・・。」

そこに出てきたのは小蓮だ。その横には北郷一刀本人も居る。

「私、一刀に保護されてるの。でもね、人質じゃないのよ。一刀は人質として使うのは本意じゃないって。」

「出来れば呉の皆さんにも帰順して貰えないかな?いずれ落ち着いたら江東は孫策さんに治めて貰うようにするけど。」

そう言った俺に対して孫策は刀を抜いた。

「うーん、それより北郷さんをここで倒しちゃう方が現実的かな。」

だが祭がその間に入る。

「雪蓮様、まさかそれは本心ではあるまいな。」

「そうねぇ、じゃぁ私と北郷さんの一騎打ちで決着を付けるのはどう?」

「なるほどねぇ・・・・祭、そこをどいて良いよ。なら、そうしようか・・・」

そう言った俺は一刀を抜いた。

---------------------------

また微妙な終わり方w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月15日 (金)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√60 Part2

ここは建業

隊長らしき人物に斥候から連絡が入る。

「建業から北に2里の所に魏軍が現れました、その数およそ1万。」

「まさか、わずか二日ほど前にほぼ全軍が赤壁で我が軍と対峙していると報告があったばかりだぞ。」

「はい、1万もの予備兵力が有ったとは思えませんし、ここまで来ることも考えられません。」

「しかし、1万程度でこの建業が落ちると思うか。守備兵2万はどうした?」

「あっさり突破されました。」

「なんだと、旗は、どんな旗が翻っているのだ?」

「旗は、顔、文、張、陳、そして呂と華と賈とさらに袁の旗が2種類。かなりの混成部隊かと・・。」

「呂だと、呂布が来ているというのか!?」

「あとは、顔良、文醜、華雄とどれも名前の知れた将軍です。」

 

「やっぱ戦いだよなぁ・・・アタイの力見せてやるぜぇ。」

「一刀様のために頑張らなくっちゃ。」

「おほほ、猪々子、斗詩、やぁっておしまい。」

「麗羽さまは見てるだけですものねぇ。」

「一刀さんが見てるだけで良いって言うんですもの。指揮を執りたいって言ったら、詠さんに任せるって・・・。」

「ななのぉ、攻城戦じゃぞ。得意の櫓でやってしまうのじゃ。」

「はいはい、わかりました。お嬢様は見ていてくださいね。」

「おうおう、そうして一刀に褒めて貰うのじゃ。」

「あらあらすっかり一刀様に手なづけられちゃいましたねぇ。でもやられちゃう前に私が戴かないといけませんねぇ。」

「何を戴くのじゃ?」

「可愛い、可愛い美羽様をですよ。」

「おおぅ、妾をもっと褒めるのじゃぁ。」

「はーい」

「・・・ご主人様のためにこの城落とす・・・・。」

「恋殿、頑張るのですよ。そして一刀様のお心を手に入れるのです。」

『そうすれば恋殿がこの国の影の支配者に・・・・』

「・・うん、頑張る。」

「私の力を必要としてくれた北郷様の為に、私はやるぞ。猛将華雄ここに復活だ!」

「なんで、こんな猪武者やお馬鹿さん達の面倒をボクが見なくちゃ行けないのかしら・・・。」

「でも、月とご主人様の未来のためにも頑張らないと・・・・。」

「しかし、鉄で出来た道の上に箱を走らせるだなんて、あいつ、やっぱり天の御遣いなのね・・・。」

「短期間で大軍の輸送を可能にするなんて、普通考えつかないわ。」

そうして、建業はあっさり落ちた。

---------------------

禁断の連続投稿ですw

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ウエブ拍手とか

こういう風に設定で良いのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√60

俺は風の変わったのを感じて、部下達を配置に付かせた。

今回は向こうの策が成功したと思わせて、おびき寄せるのが重要だ。

一度船に火を付けさせなくては成らない。

故に消火活動が策の要となる。

予想通り黄蓋の部下らしき一団が火矢で船に火を付け始める。

消火は早すぎても遅すぎても行けない。

俺は呉、蜀軍の動き、火の周り具合、全てを見計らって合図を出す。

すると、延焼してない船にいた配下がからくりを動かすと鎖が一斉に外れた。

さらに船の中から突然木の筒が出て水を噴きだした。

手動のスプリンクラーだ。

一時はかなりの火勢が有ったが、あっという間に沈静していく。

そうして、魏軍は呉、蜀同盟と一大決戦となった。

 

「なんで・・・・・突然火が消えるなんて・・・・。」

周瑜は絶句した。

「どうやら天の御遣いは妖術使いだったみたいね。」

孫策は呆れたように言い放つ。

「いいわ、こうなったら力でねじ伏せるまでよ。」

「孫呉の海戦の強さを思い知らせてやるわ。」

 

「はわわ、火が消えちゃいました。」

「あわわ、天の御遣い様、恐るべしでしゅね。」

諸葛亮と鳳統が本陣でわたわたしている。

そこに関羽が話しかける。

「しかし、だからといって今引く訳にはいかん。」

「確かにそうですが、策が失敗した時点ですでに勝機はほとんどありません。なるべく離脱する方向で、これは呉にも言えます。」

「伝令を送って再戦に懸けるように孫策さんに連絡してください。」

 

もともと戦力的には魏軍の方が有利だった。

さらに敵の策を失敗させたことによってその心理的ダメージも計り知れない。

状況はかなり一方的になった。

「これは、失敗じゃな。儂の演技が下手だったと言うことか・・・。」

黄蓋は自分の為に用意された天幕で呟いた。

すでに戦闘用意は済んでいる。このまま本陣に1人で特攻を掛けるつもりのようだ。

「いや、黄蓋さんの演技は完璧だったよ。でも惜しむらくは俺に天界の知識があったと言うことかな。」

俺は天幕の入り口から声を掛ける。

「ほう、北郷殿。大将が本陣から離れてこんな所に来ていてもいいのかのう。」

言葉は冷静だが端々に殺気が混じり込む。

「天界の知識か、それは便利じゃのう。だがな、お主をここで儂が倒せば形勢は逆転するとは思わんか?」

「それが出来ればね、でも俺は切り札を持ってきたから。」

「ふーむ、確かにお主を倒すのは大変そうじゃが、お主の他には強い気は感じないが・・・。」

「でもね、黄蓋さんには通用すると思うよ。おいで、シャオ。」

「祭、久しぶり。」

ひょいと顔を出したのは小蓮だった。

「小蓮様、ご無事だったのですか?」

流石の黄蓋もこれには驚いた。

「私ね、一刀を籠絡しようとして魏に紛れ込んだんだけど逆に落とされちゃった。祭に教えて貰ったとおりにやったんだけどなぁ。」

「そうじゃったのか。」

「でね、今度は一刀のお后を目指してるの。祭、また色々教えてよ。」

どうやら黄蓋は呉で小蓮の教育係を務めたことも有ったらしい。ずいぶん可愛がっていたようだ。

「どうかな、小蓮の教育係としてでも良いから俺に降ってはくれない?」

「しかし、儂は呉に忠誠を誓った身、おいそれと他国に帰順する訳にはいかんのう。」

「事態が落ち着けば孫策さんにはまた江東を治めて貰うよ。そうしたらまた孫策さんの下について貰えばいいし。」

「・・・すでに占領したような言いぐさだがまだこの一戦に勝利しただけであろう。戦力を立て直せばそう簡単には呉は落とせまい。」

「でもね、先ほど建業が落ちたと知らせが入ったから。流石にこれ以上の抵抗は無意味だと思うよ。」

--------------------------

ここで切ってみるw

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月14日 (木)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√59

その日、蜀の陣営では鳳統が帰着していた。

どうやら鎖の受け渡しと同時に黄蓋に戻るように促されたらしい。

「このまま居たらあの天の御遣いに落とされてしまうかもしれんからな。」

冗談気に言ったが、意外と的を射ているかも知れない。

鳳統は報告を済ませた後、諸葛亮と有っていた。

「あわわー、天の御遣い様近くで見ると想像以上に素敵だったー。」

「はわわー、あの笑顔は凶器だよねー。」

「一瞬、桃香様のことを忘れかけたもの・・・。」

「ダメよ雛里ちゃん、今私たちがすることは蜀を守ること。桃香様の想いをみんなで実現させることなんだから。」

「うん、そうだよね・・・・・。でも思うの、あの優しそうな天の御遣い様がなぜ、他国の侵略をするのかって・・・。」

そう言った鳳統の言葉を諸葛亮は考える。

天の御遣い様とは何度かお会いしている。本当に優しそうな人だ。だけど今回の呉進攻は明らかに侵略行為だ。

これを許せば多分蜀も同じ運命をたどることになる。

『たとえ、目的が同じでも経過が違えばそこで衝突が起こります。蜀と魏の間にはほんの少しの擦れしかないのかも知れません。』

『しかし、今は私たちの夢を叶えるためにこの侵略を防がなければ成りません。』

そう、東南の風が吹く今日このときに。

 

そして、その時は訪れた。

 

風だ、風が吹いたぞ。

知らせが黄蓋に入る。

「よし、行動に移すかのう。船に火を付けるのじゃ。」

そう部下に知らせると、船に火矢を放ち始めた。

燃える戦闘艦、その策は成功したかに見えた。

 

「船に火がついたぞ。」

周瑜は東南の風が吹いた時点で戦力を移動させていた。

「よし、仕掛けるぞ。みんな戦闘準備だ。」

「雪蓮は先陣を切って。明命と亞莎はそれに続いて。」

「蓮華様は思春と祭殿の救出を。」

「穏は主力を率いて先陣の後詰めを。」

周瑜は矢継ぎ早に指示をすると燃える敵軍を見つめた。

それは勝利を確信したようにも見えた。

------------------

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月13日 (水)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√58.5

時は数日前に遡ります。

冀州方面に山賊狩りに出かけた秋蘭が戻ってきて一刀に挨拶に現れた。

「ただ今戻りました、一刀様。」

「お帰り秋蘭。ずいぶん早かったね。」

予定よりは三日ほど早い帰国だ。

「実は私が向かったときに、すでにある程度山賊は退治されていまして・・・。」

「へぇ、冀州の州牧が頑張ったんだね。そんな戦力有ったんだ。」

「それが、州牧が傭兵を雇いまして、その人物のお陰で山賊退治が順調だったようです。」

「そうなんだぁ・・・・所でその人物って?」

「一刀様も興味を持たれると思って、実は連れてきました。入るが良い。」

そう言って秋蘭は後ろから人を呼んだ。その人物は汜水関と虎牢関で相対した人物だった。

「それでは失礼する。そちらが北郷殿か。私の名は華雄だ。」

「おお、華雄将軍。君だったか。」

「夏侯淵がきっと雇ってくれるからと言うので参上した。いかがであろう、私の武力使ってみないか?」

「是非お願いするよ。戦力はどんなにあっても問題ないし、それに・・・・。」

そう言いかけたときにちょうど霞が通りかかった。

「おお、華雄やないか、どうしたん?」

「おぬしは張遼ではないか。北郷に使えているのか?」

「ああ、そうや、月も、詠も恋もいるで。」

「そうか、董卓や呂布まで・・・・・」

「霞、華雄将軍も俺に力を貸してくれるそうだよ。」

「ほう、そりゃめでたいなぁ。董卓軍そろい踏みや。」

「すでに董卓軍ではないがな・・・。」

「そう言えば華雄将軍、君のま・・・・・・・・ゲフン、ゲフン。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・では私は貴殿のことを北郷様と呼ばせて貰おう。」

「それではよろしく頼むよ、華雄将軍。ちょうど良い、早速頼みたいことがある。」

「うむ、よろしく頼む。」

-------------------

仲間はずれは良くないって事でw

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月12日 (火)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√58

次の日の朝から鎖を繋ぐ作業が始まった。

もちろん、真桜指示の下、つなぎの部分には前もって作っておいたワンタッチで外れる部品が付いている。

「しかし、最初は解らへんかったけどこの部品はこんな風につかうんや。」

「とりあえず昨日言ったように実際に使うときまでこのことは3人だけの秘密にしておいて。」

「はいな。」

「それで、例のからくりだけど順調かな?」

「はい、順調に動作しています。すでに8割方は終了しました。」

手伝いに行った凪が答える。

「そうかぁ、おそらく数日の内に敵の動きがあるからね。みんなも対応出来るように心構えておいてね。」

「はいなの。」

元気よく返事をする沙和を軽く撫でて、俺は陣幕に戻った。

そして風の変わるのを静かに待っていた。

 

「なかなか順調のようね。」

孫策は周瑜に話しかける。

「うむ、先ほど船を鎖で繋いだと連絡が入った。後は風が変わった後に火を付けるだけだ。」

「しかし、あの子はどこに行っちゃったのかしら・・・。」

「尚香様のことか。確かに心配だが今のところ情報が掴めないな。」

「シャオのことだからそう簡単に大事には至らないとは思うけど・・・。」

「まぁ、いいわ、とりあえず前の事だけを注意しましょ。多分大丈夫よ。」

「そういえば間諜からの連絡で少し気になることがありましたぁ。」

隣にいた陸遜が話し出す。

「柴桑の対岸当たりでお化けを見たとか。」

「なんだ、我が軍の間諜にそんな降らないことを言っているのがいるのか。」

「どうやら四角い箱がものすごい早さで走り抜けていったそうで、馬も何も付いていなかったそうですよ。」

「坂道でもなければそんなことはあるまい。大方何か動物と見間違えたのであろう。」

「ですよねぇ。」

「さぁ、そろそろ風が変わるぞ。蜀の陣営にも連絡しろ。」

そうして呉軍は戦の準備を始めた。

-----------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月11日 (月)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√57

その日の晩だった、政務をしていた俺を黄蓋が訪ねてくる。

その際、1人の少女を連れてきた。

「ちょっと良いかのう、北郷殿。」

「ああ、良いよ。黄蓋さん・・・・そう言えば昼間はばたばたしていて真名を教えて貰わなかったけど、許しては貰えないんだね?」

「あぁ、まだ儂は魏の中で信頼を得たとは言えないからのう。」

「そんなこと気にしなくても良いのに。まぁ俺に真名がある訳じゃないからどちらでも良いけど。」

「それでなに?」

「実は先ほど陣中を見ていて気が付いたのだが、船酔いで弱っている兵が多いな。夏侯惇などもその1人だろう。」

「さすが黄蓋さん、良く気が付いたね。春蘭とか季衣が船に弱くってね。」

「この状況を周瑜に気が付かれたら早速行動を取られるかも知れんな。」

「たしかにねぇ、黄蓋さんは船になれているのだろうけど何か策があるの?」

「時間があれば儂が教練を付けてやっても良いが、そんな時間も無かろう。そこで、この鳳士元からはなしがあるそうじゃ。」

「はい、船の揺れをなくす策があります・・・。」

「へぇ、君が鳳統先生なんだ。それじゃぁ、お教えを聞こうか。」

「あわわ・・・・・私、有名かしら・・・。」

「識者って聞いてるよ。呉にいたんだねぇ。」

「はい・・・・それでは話しますね。船の揺れを無くすには船と船を鎖で繋いで板を掛けるのが一番良いです。」

「ふむふむ、なるほど。でも、それだと火を掛けられたら全部燃えちゃわないかい?」

「この時期は西北の風しか吹きません。もし、呉軍が火を掛けたら自分の方に火が移ってきます。」

「そうかぁ、それなら大丈夫だね。」

「しかし、鎖を今から用意するとなるとなかなか大変だね。」

「鎖は当方で用意させて頂きました。もしなら設置も済ませますけど。」

「いや、そこまでさせては悪いな。設置はこちらでするよ。・・・・・・ところで・・・。」

そう言って鳳統を見つめると、微笑みながら言う。

「鳳統さんも良かったら魏軍に力を貸してくれないか。優遇するよ。」

「・・・・あわわ・・・。」

照れて赤くなる鳳統に黄蓋が口を出す。

「やめておけ、ついでに処女も無くなるぞ・・・。」

「酷いなぁ、黄蓋さん。まぁ急ぐ必要はないよ鳳統さん。考えておいて。」

「・・・はい。」

「じゃぁ、詳しい話は桂花としてくれるか。黄蓋さん、今日は有り難う。」

「・・・あぁそれでは疲れたから今日は休ませて貰おう・・・・。」

彼女を見送った後、俺は桂花を呼んで詳細を話した。

そしてその後、真桜達と会って打ち合わせをして、そのまま3人と寝た。

その晩の内に兵の少しがいつの間にか居なくなっていた。

------------------------------

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月10日 (日)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√56

俺たちは海路で烏林につくと陣張りを始めた。

「なんだ、真桜が先に行っていると聞いていたのですでに陣張りが済んでいるのかと思ったが・・・。」

船酔いでへろへろに成っている春蘭は愚痴るように言った。

「ああ、済まないね。真桜は別の要件を使わせてあるんだ。」

「そんな、一刀様に謝って頂かなくても。陣張りなんぞ私があっという間に済ませて見せます。」

「いや、陣張りは雑兵にさせればいいよ。春蘭達は周辺の警護を頼むね。」

「んーー、そう言えば凪達の姿も見えませんね。」

周りを見回し、気が付いたように秋蘭が言う。

「あぁ、凪と沙和も真桜の手伝いに行かせている。そんな訳で警護を頼むよ。霞もよろしく。」

「がってんや。」

『そろそろ来る頃かな・・・・・間諜の報告だと3日ほど前に仲違いが有ったらしいし。』

ここから先はかなり綱渡りだ。

しかし、その綱を極力太くすることが俺の役目でもある。

そんなことを思っていると伝令係が慌てて陣幕に飛び込んできた。

「敵将が1人で陣に入ってきました。」

「そうか・・・。」

「現在張遼将軍が相手をしていますが、いかんせん強くて・・・・」

「じゃぁ、俺が行くよ。霞は止めておくように言って。」

そうして俺はその将の所に向かった。俺には誰か解っている。呉の黄蓋だろう。

俺がそこに出向くと、霞と黄蓋が対峙をしていた。

そして、その後ろに少女が1人・・・

「こわっぱが、そこをどけ!天の御遣いの所に案内せい。」

「得体の知れない輩を一刀様の前に連れて行く訳にはいかんわ。ボケ!」

「お主で儂を止められるかな?」

「ウチをなめんときぃ。魏軍にその人有りと言われた張文遠やで。」

「ほほう、魏軍一と言われた神速の槍もその程度では赤子でも捕まえられそうだ。」

「なにぃ、ウチの本気、見せてやるでぇ。」

「霞、やめておけ。」

俺は一触即発の二人に声を掛ける。

「黄蓋さんだね。俺が天の御遣いと呼ばれている北郷だ。何度かお会いしているか・・・・。」

「おお、そう言えば、先日は儂の矢を切り落としてくれたか、あの技は驚かせて貰った。」

「今日は、どんな要件でここに訪れたんだい?」

「ふふふ、さすが天の御遣い様だ。突然現れて無礼をしても叱責もせずか・・・・。」

「その呼び名はあまり嬉しくないね。北郷、もしくは一刀で構わないよ。」

「それでは北郷殿、お話したいことがあります。一席設けて頂けますか?」

「あぁ、是非とも聞かせて頂こうか、そちらのお嬢さんも一緒にね。」

ニコッと笑う俺に少女は帽子を深々と被る。

「あわわ。」

「ほほう、さすが噂に聞く漁色家ですな。」

「あぁ、可愛い女の子は好きだよ。綺麗なお嬢さんもね。」

「・・・・・・儂のことをお嬢さんと呼ぶか・・・・これは一本取られたな。」

周りの視線は若干痛いが、俺は黄蓋と会談をし、その投降を認めた。

そうして赤壁の戦いはまた一歩進行していった。

-------------------

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年5月 9日 (土)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√55

その日、俺は公務を入れてなかった。

それは内密に動く用件があったからだ。

まず、午前中。街の裏手にある工場に向かった。

そして、そこにいた真桜と話す。

「おう、休みなのに悪いな。」

「いや、あんなに凄いからくりを作らせてもらって、休みなんて関係ないで。」

「で、どう?完成しそう?」

「ばっちりですわ、すでに現地には千人単位の工作員を向かわせとります。しかし、大将も凄いこと考え付くなぁ。やっぱり天の国の知識なん?」

「あぁ、天の国にはもっと凄い物もあったけどね。さすがにこのくらいが限界か。」

「そうですかぁ、いつか連れてってくれへんか?」

「あぁ、機会があったらね。」

「あと、褒美を上げるから今晩おいで。」

「はいな」

そうして、工場から出ると今度は町はずれのとある建物に入った。

我が軍の借り宿舎の別館として借り上げている場所である。

そこで何人かの人物と会っていた・・・・・。

 

 

それから数日して、俺は軍議を開いた。

「さて、そろそろ決戦の日が近づいているね。桂花、説明を。」

「はい、我が軍は広陵から水路にて烏林に向かい陣を張ります。そこで呉、蜀同盟と一大決戦を行います。」

「船か・・・・・・私はあのふわふわしたのはダメなんだ。」

「そうですよねぇ、ボクも船の上だと気持ち悪く成っちゃいます。」

春蘭達が勝手な愚痴を言うが稟がそれをたしなめる。

「これは移動が速いのもありますが、水軍での戦いが今回の主流となりますので慣れて貰うのも目的であります。」

「いざ戦うと成って船の上で青い顔では話にならんからな。」

秋蘭が辛辣な台詞で釘を刺す。

「そう言えば昨日くらいから真桜ちゃんの姿を見かけませんが・・・・。」

流琉が思いついたように言う。

「あぁ、真桜なら俺の命で先に烏林に行ったよ。ちょっと準備する物があるんだ。」

「うー、なんだかあやしいの。最近一刀様真桜ちゃんと秘密で会ってるみたいなの。」

沙和が突然切り出すと桂花がこちらをじーっと見る。

「む、別にそんなに怪しいことばっかりしてる訳じゃないぞ。からくりのことで話があっただけだ。」

「少しはしていたんですね?」

「桂花は昨日したじゃないか・・・・まぁこの件は終了。文句のある奴は今晩部屋に来い。じっくり聞くから。」

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

「さて、特に意見もないようなら評定はこれで終了するよ。軍の構成は稟に聞いてくれ。」

「出発は明後日とする。各自準備をするように。」

そう言って軍議を解散した。

--------------------------

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月 8日 (金)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√54

食事に選んだのは街でも一番の大きな店で全て個室になっている。

その方が俺にとっては都合が良かった。

しかし、部屋に案内されたとき誤算が生じた。

ふっと隣の部屋を見ると秋蘭と春蘭が来ていた。季衣と流琉も一緒だ。

しかも、部屋に入る際に秋蘭と目が合ってしまった。

どうやら秋蘭は俺が知らない女の子を連れているのに気が付いたらしく一瞥しただけでこちらには何も言わなかった。

俺は部屋に入り料理を注文すると厠と言って部屋を出た。秋蘭だけ見える場所を伺って目配せする。

秋蘭は、すでにある程度気にしていたのであろう。すぐに座をはずして出てきた。

俺は廊下の片隅で秋蘭と話す。

「ちょっと内密な事情で、他の3人には内緒にしてくれるか?」

「一刀様、女の子遊びはほどほどにしてください。桂花に見付かっても知りませんよ。」

「いや、これは遊びじゃなくってね・・・」

「なにやら街の片隅で女の子を助けたそうですね。その子ですか?」

「え、ばれてたの?まぁ凪が来たのならその可能性はあるか・・・。」

あの時俺が使った技は凪と一緒に開発した物だ。その様子が知れれば俺だと断定出来るだろう。

「まぁ詳しい事情は後で説明するから。済まないけどみんなを連れ出してくれる?」

「解りました。後でしっかり聞かせて頂きますね。」

「・・・・・・・あぁ、頼むよ。」

秋蘭も少し嫉妬混じりの台詞だ。俺は少し怖じ気づくがかろうじて声を出す。

『これは後で説明が大変だな・・・』

その後すぐに秋蘭がうまく誘導して店から4人は出て行った。

俺が戻るとすでに食事は届き、シャオは箸を進めていた。

「カズ、おそいー、もう一杯やってるからねー。」

「うっ、シャオ、お前、酒呑んじゃったのか?」

シャオは俺用に頼んだ酒を呑んでしまっている。

「なによー、子供扱いする気?シャオはもう大人の女なんだから。」

そうして如何に自分が大人なのかを力説するシャオ。

俺も酒を呑みながら相づちを打っていた。

シャオのペースに巻き込まれ、ついつい深酒をした俺はそのまま街の宿屋に一泊してしまった。

当然シャオと一緒に・・・・

 

次の日の朝、俺は隣で寝ているシャオを見ながらやっちまった感で一杯だった。

記憶は無くしていない、それだけに後悔が募る。敵国の王女をしかも、まだ幼さの残る少女を抱いてしまった。

まだこの娘が幸せそうな寝顔を見せていることだけが救いか・・・。

『城に戻った後のことを考えるのも憂鬱なんだけどな・・・。とりあえず、彼女には本当のことを言わないと・・・』

俺は彼女が目覚めると神妙な顔で話し始めた。

「シャオ、ごめん。俺はお前に嘘を付いてた。」

「ん、もしかしてカズが北郷だって事?」

「え、気が付いてたのか?」

そんな素振りも見せなかったことに俺は驚いた。

「だって、昨日料理屋でカズが遅かったから見に行ったんだ。そしたら女の人と話してた。あれ、夏侯淵将軍でしょ。カズ、様付けで呼ばれてるんだもの。」

「最初はどこかの大店の若旦那か何かと思ったけど、籠絡出来れば便利かなぁと。でもシャオの目標の人だったんだぁ。」

「シャオがカズを籠絡しようと思ってたんだけど、残念、私の方が夢中に成っちゃった。」

あっけらかんに言うと肩に手を回しおはようのキスを求めてきた。

「で、どうするんだい?このまま呉に帰れるように手配しても良いけど。」

俺は軽くキスをすると腕を引き離してからシャオに尋ねた。

「あん・・・・。そうねぇ、私をこのまま置いてくれない?お后候補で。」

「・・・・捕虜扱いになるけどね。」

「んーしょうがないかぁ。もし、呉に負けたら私がカズの命乞いをしてあげる。」

「・・・・・俺が勝つかも知れないぜ。」

「呉は強いわよ。でも、もしそう成ったら私にお姉さま達の命乞いをさせて・・・。」

「・・・・・解った。それでは城に行くよ。あと、俺の名は一刀だから」

「うん、一刀、よろしくね。」

そうしてシャオを連れて城に戻った俺を待ちかまえていたのは部下達の追及の嵐だった。

----------------------
今回の一刀はちょっとだらしないかw

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月 7日 (木)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√53

『そういえば、当然孫権もいるはずだろうけどまだ見たこと無かったか・・・この子が孫権なのだろうか?』

そう思った俺は少女に尋ねてみる。

「君主の孫策の妹というと、君が孫権?」

首から手を放してくれないので相変わらず抱っこしたままだ。

軽いので苦には成らないがいろいろな部分が触れていて、少し得した気分にはなっている。

しかし彼女はちょっと不機嫌になり、少しいじけたように言う。

「やっぱり蓮華姉さんの方が有名なのかなぁ。私は三女の尚香よ。江東の美人三姉妹って有名でしょ。」

『尚香・・・・って、孫尚香か、って、孫尚香って最初から女の人じゃないか。』

この世界では男の武将は女の子に変わっている。ならもしかしたら逆が・・・・・・・・。

「えーっと、君は・・・・・女の子だよね?」

動揺していた俺は不必要なことを聞いてしまう。後から考えてみたら全く無粋だった。

すると、彼女は俺の肩から手を放し、その場に降り立った。

そして、右手を振り上げて俺の頬を打った。

「私を誰だと思ってるの!?胸がないからって女の子とも解らない?」

「失礼しちゃう。」

そう言って立ち去ろうとするが、俺はその手を掴む。

「放して!」

孫尚香はそう言うが、そこで放しては始まらない。

「悪かった、君みたいな可愛い子を見て動揺しちゃって、お詫びに食事でもおごるよ。」

俺がそう言うと、彼女はくるっとこちらを向いてニコッと微笑んだ。

「本当?」

「ああ、本当さ。これでも割とお金持ちなんだぜ。」

桂花からみっともない状態には成らない程度のお金は持たされている。普段あまり使わないからそこそこな金額だ。

「えー、それじゃぁ、何を食べようかな。」

「んー・・・・、あまり目立ちたくないから会員制みたいなところが良いかな。」

「へー、凄いのね・・・・・・えぇっと、なんて呼べばいいのかしら?」

「あぁ名乗ってなかったね・・・・・俺のことはカズって呼んでくれればいいかな。」

「ふうん、カズね。変わった名前ね・・・・あぁ、本名じゃないか・・・任務だものね。いいわ、カズ。よろしく。」

「よろしくね、孫尚香さん。」

そう俺が言うと、孫尚香は少し考えて言った。

「んーーーーーーー、いいわ、私のことはシャオで・・・・カズを信じちゃう。」

「シャオって真名?いいの、通りすがりの俺に?」

「うん、これでも人を見る目には自信有るんだ。」

「それよりカズが良かったら呉に来ない?今よりもきっと良い待遇に出来るよ。」

「そうだなぁ、とりあえず食事に行こうか。」

「うん、美味しい物食べさせてね。」

そうして、二人は食事に出かけた。

-----------------------

もう勝手に動くなシャオはw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 6日 (水)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√52

広陵の城に付くと気晴らしに街を彷徨いてみる。

この辺では俺の顔はまだ知られていないらしく注目を浴びることはない。

それが少し気分転換になった。

街の表通りを抜けて裏通りを覗く場所に来たときだった。

1人の少女が何人かの男達に取り囲まれている。

俺は腰に一刀を携えているのを確認するとその間に割って入った。

「どうしたんだい、女の子1人にたいした人数じゃないか?」

「うるせい、貴様には関係ない。そこをどきやがれ。」

粋がる若い男。当然俺は引くつもりもない。

すると女の子がこちら抱き付いてきた。

「助けて!この男達に手込めにされちゃう。」

見ると結構可愛い女の子だった。

ひらひらした袖でヘソの見えるなかなか悩殺的な衣装だ。

だが、ナンパとか襲いかかると言った雰囲気ではない。彼女の台詞の全てを信用する訳ではない。

しかし、俺はフェミニストだ。

「大丈夫、俺に任せておきな。」

そう言ってその娘の頭を撫でると、男達に向かって言った。

「三下では話しにならんな。誰か話しが出来る奴は居ないのか?」

「うるせい!やっちまえ!」

先頭にいる男が号を掛けると男達が殴りかかってくる。

俺はその男達を触るだけで投げ飛ばす。

最近気の使い方が慣れてきたので習得した合気の技だ。

5人ほど投げ飛ばしたところで騒ぎを聞き付けた衛兵達が駆けつけてくる。

先頭はどうやら凪のようだ。

「あ、やばい。」

こんな所で喧嘩をしていることがバレれば桂花からお説教を受けるだろう。

「警備が来たから大丈夫、保護してくれるよ。俺はちょっと拙いので逃げるね。」

俺は女の子にそう告げると、そこから逃げ出そうとした。

しかし、女の子は俺に掴まると

「私も連れてって。」

と、俺を放さなかった。

仕方がないので女の子を姫様抱っこするとその場から急いで逃げ去った。

裏通りの奥まで来て周りの気配を伺うとどうやら巻いたことが解る。

警備兵達は男共に注意を惹かれたようだ。

『まだ、そんなに多くの警備兵は配備していないしね。』

そんな裏事情も知っていることから安心すると抱っこしている少女が首に手を回しているのに気が付く。

「あ、もう大丈夫だよ。」

そう言って降ろそうとするが首から手を放してくれない。

「お兄さん、いい男だね。腕っ節も強いし・・・・でも警備兵から逃げるなんて何かやましいところがあるの?」

「・・・・ん、まぁ、そんなところかな。」

「解った、どこかの国の間者でしょう。とはいっても、魏の国に間者を送る所なんて、ウチか蜀くらいしかないよねぇ・・。」

「ウチ?」

「うん、まぁ、その辺は内緒・・・。ってバレバレだよね・・・私呉の国の者なの。」

まぁ、そうだよなぁと思いつつ、少し興味がわいてきた。

「あぁ、まぁ俺も素性は話せないけど同じような者だよ。」

「やっぱりそうなんだぁ、さっきの様子から見るとかなりの凄腕ね。もしかして、刺客?」

「・・・・・・・任務は話せないかな・・・・。」

当然俺は惚けてみせる。しかし、彼女はプウッと頬を膨らませると

「いいじゃんいいじゃん、教えてよ。私は呉の君主の妹なのよ。どう、驚いたかしら。」

「えっ!」

そんなことを言う少女に俺は心底驚いた。

嘘を言っているようにも見えないからである。

-------------------------

少し動かしてみるの巻

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月 5日 (火)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√51

間諜により蜀・呉の連合軍が夏口に集結しているとの情報を聞き、我が軍も広陵へと足を進めた。

「ついに一大決戦ですね。」

久々の大きな戦に春蘭は嬉しそうだ。

俺は間諜の情報を神経質に伺いながら帯同していた。

「一刀様、どういたしました?ここの所なんだかおかしいですが・・・」

秋蘭が尋ねる。

「あぁ、大丈夫。特に変わったことはないよ。」

俺は笑顔で答えた。

「ならば良いのですが、あまり一刀様が不機嫌ですと我が軍の士気に関わりますが・・・・。」

「ん、あぁ、そんなに変だったか・・・すまんね、少し考え事があって。もっと気を付けるよ。」

「一刀様はそう言うことに特に気を配る方ですし、何か心配事があるのでしたら私や桂花に相談してみたらいかがでしょう。」

「うん、今はまだ相談出来る状況じゃないから。また、もう少し考えがまとまったら相談させて貰うよ。」

「はい。」

微笑む、秋蘭を見て自分の考えをもう一度見直す。

今回赤壁の件に関しては、俺の知識をまだ誰にも明かしていない。

それは歴史を語ることにより生じる不確定要素を極力封じたいのが目的だ。

周瑜達の策は最後の最後でひっくり返せればいい。

それで充分俺たちは勝てるはずだ。

後は俺の記憶にそった進行さえ成されればいい。

そう考えてたくさんの間諜からの連絡をすべて聞き逃さないようにしていたのだが・・・・

俺は少し神経質に成りすぎてたらしい。

軍全体の士気まで影響を与えるようでは指揮官失格だ

ちょうど良い戒めになったかなとポジティブな考えで馬の足を進めた。

---------------------

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 4日 (月)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√50 凪拠点フェイズネタ

今日は仕事が一段落したので休養日としていた。

俺は他の武将の日勤表を見る。

「えーと、今日休みなのは・・・・凪か。」

凪でも誘ってデートでもと考えた俺は部屋に向かうがすでに留守。

他の二人が居る警備隊の詰め所に向かった。

そこには沙和と真桜が詰めていた。

「あれ、大将珍しいなぁ。なにかようあるん?」

「一刀様、いらっしゃいませなの。沙和に用事なの?」

「いや、今日は凪は非番だよなぁ?今部屋に行っても居ないんだけどどこに行ったか知らない?」

「なんだぁ、凪なの。いいなぁ、一刀様にさそってもらうなんてぇ。」

「でも、最近凪は休みになったら出かけてる見たいやで。」

「朝早く出かけて夜に成るまで帰ってこないの。もしかして、男?」

「あらへん、あらへん。凪は大将にぞっこんや。多分修行でもしとるんちゃうかな。」

「いつも疲れ切って寝てるから多分そうなの。」

「そうかぁ、この辺で修行に向きそうな場所って解る?」

「んーーー。ウチらは修行とかしないからなぁ。秋蘭様とかに聞いた方が詳しいかもしれんけど、見に行くつもりならやめておいたほうがいいで。」

「きっと内緒で修行して一刀様に成果を見せるつもりなの。乙女心なの。」

「そうだな、無粋なまねはやめておこうか。でもあまり無茶はしないで欲しいけどな。」

「だいじょうぶなの、凪は強い子だから。」

 

そのころ少し離れた洞窟の中の修行場で

「はぁーーー!」

凪が放った気功波が大きな岩石の表面を削る。

「ばっかもーん!!だからお前はアホなのだ!」

隣で叱責する正体不明の男。

ふんどしとネクタイの上に燕尾服というとても奇天烈な格好だ。

「もっとこう、己の気だけではなく大気や自然の力も利用するのじゃ。そうでなければ奥義は放てはしまい。」

「はい、師匠。」

凪はその化け物を師匠と呼び素直に従っている。

『一刀様のお役に立つため、私はもっと強くならなくては。』

教わったように大地を踏みしめ、集中をして手に力を集める。

大自然の力が腕に集まった感覚を掴む。

『いまだ!』

「はぁーーー!」

しかし、腕から放たれるのは自分の気功のみだった。

「だめだ、だめだ、だめだ!!力を集めるところまでは合っておる。その力を放つには明鏡止水の心得が重要だと何度も話したであろう!」

「はい、卑弥呼師匠!」

「この技を習得するまで、何度でも繰り返すのだ」

そうしてからも何度か気功波を撃つがなかなか成功しない。

すると、突然地面が揺れだした・・・・・

「む、地震」

「そんな、地面が揺れるなんて・・・。」

突然洞窟が崩れて、上から岩が落ちてくる。

「あぶない!」

その岩が凪を押しつぶそうとした瞬間、卑弥呼に突き飛ばされる。

「ぐっ!」

凪はそのまま前に転がるが、落ちてきた岩が卑弥呼の脚を挟んでしまう。

「大丈夫ですか、師匠。」

「大丈夫だ。だが多分もう一度くらい同じくらいの揺れが来るだろう。お前は早く逃げるのだ。」

「しかし、このままでは。」

卑弥呼を挟んでいる岩は先ほどから凪の気功を受けてもびくともしなかった大岩だ、さらに上から土砂も被っている。そう簡単にどうにかなる物ではない。

迷っている暇はない。凪は先ほどのように集中した。そして先ほどの師匠の台詞を思い出す。

『明鏡止水』

心の中を無にして自然の力と一体になる。

「東方○敗最終奥義、石破○驚拳!」

明鏡止水の心得が出来たとき、自然と技の名前が口から出たw

凪が放った気功波はその岩に驚の字を刻みながら吹き飛ばした。

そうして、卑弥呼に肩を貸しながら洞窟から出ることに成功した凪はとても良い笑顔だった。

---------------------
なんか、久しぶりに漢ルート見てたらこんなネタを・・・・・

まぁ在り来たりと言えば在り来たりかもね・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 3日 (日)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√49 微妙に拠点フェイズ

そして次の日の夜

詠が俺の部屋まで押し入ってくる。

「あんた、私との約束覚えてる?」

「ああ、覚えてるよ。」

「ならなんで月に手を出したの?」

「俺の方からって話だったからね。昨日は月が誘ってきたんだよ。」

「それは方便ね・・・月に手を出したことには代わりはないわ。」

「・・・・なら、俺が聞きたいけど、月に俺を誘うようにし向けたのはなぜだい?」

「・・・・・・なんで・・・」

「それは解るよ。今までの態度ならあの時間に1人で俺の部屋に来させるような事はしないだろうし。」

「いつにもまして月が積極的だったのは詠に後押しされていたからだろう。」

そう俺に指摘されると詠は声に詰まった。

少しの沈黙の後、絞り出すように詠は話し出す。

「だって、月があんたのことが好きだっていうから・・・」

おおかた約束を盾に責任を取らす方向に持って行きたかったのだろう、月を俺の正室にってのが目標か・・・。

「俺も月は好きだよ。正室にってのも考えない訳じゃない。」

「え・・・・・。」

そう言った俺の台詞に詠は喜びと戸惑いが混じり合ったような返事を返す。

「でもな・・・・・・。」

そう言いながら俯く詠の手を取って引き寄せる。

「詠のことも俺は好きだよ。」

「う、うそ、だって月が・・・・。」

「月が昨日言ってたよ。詠にも幸せになって欲しいって。」

昨日の月の台詞を俺は思い出す

『詠ちゃんはいつも私のことばっかり気にして居るんです。』

『もっと自分の幸せも考えてくれればいいのに・・・・。』

『ご主人様ならきっと詠ちゃんにも幸せを与えてくれると思うんです。』

『だって詠ちゃんもご主人様のこと好きだから・・・。』

「そ、そんな・・・」

「俺のことは嫌いかい?」

「女ったらしは嫌い。」

「じゃぁ、もっと嫌われてみようか・・・。」

俺は詠を抱きしめてキスをした。

「抵抗しても良いんだよ。」

「・・・・・・・・・・・。」

赤くなったまま黙って横を向く詠

「抵抗しないなら続きをさせて貰うよ。」

詠を姫様抱っこしてベッドに連れて行く。

そして夜の帳が覆い被さっていく。

---------------------------

拠点フェイズの続きw

無印の拠点フェイズっぽいけどかなりアレンジ。星のサポート無しでここまで持って行ける一刀君でした。

詠の態度も大分違うしね

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 2日 (土)

恋姫無双SS→真・恋姫無双 魏√48

評定ではどちらを攻めるかについていくつかの議論が繰り返されたがどれも決め手に欠ける内容で、ただ時間だけが費やされた。

それに、我が国が大国であるから呉、蜀で同盟がくまれることは簡単に予測出来た。

もしもまだ同盟締結が成されていないのだとしたら急ぐ理由には成るのだけれど、間者の報告によるとすでに何らかの動きが有ったらしい。

『諸葛亮と周瑜が居るのだからそんなに対応が遅くなることはないか。』

俺は今回の状況で一つ思い浮かぶキーワードがあった。

『赤壁か・・・・』

魏軍が呉、蜀同盟と戦うにあたって、歴史的な決戦と成る場所だ。

俺の知識ではそこで魏軍は敗北を喫している。

だが、あの戦いを思い起こしてみれば実際は魏軍の負ける戦いではなかったはずだ。

諸葛亮と周瑜の策謀、それにさえ気を付ければ勝ちはこちらに転がり込む。

現状、どちらかに攻め込むとすればもう片方に背を晒すこととなる。

それならば赤壁にて両軍同時に当たる方が危険が少ないように見える。

俺は流れに任せてみることとした。

歴史が赤壁を告げるというならそれに乗ってやろう。

しかし、その為の準備を俺は怠らなかった。

「真桜、ちょっと良いか?」

俺は真桜を呼び寄せるととある仕掛けを作るように命じた。

「ほいな、まかせとき。」

二つ返事で真桜は仕掛けの作成に入る。

後は風土病の対策か・・・・・・

風と稟を呼び薬の支度をさせる。

後は向こうの動きを見張るために間諜を目一杯巡らせた。

 

そうして俺が部屋に戻ると月がお茶を持ってきてくれた。

「ふぅ、月の煎れてくれたお茶は美味しいね。」

「ありがとうございます。」

「いやいや、こっちがお礼を言いたいくらいだよ。所で今日は1人なの?詠は?」

「詠ちゃんはさっき、間諜の使い方について稟さんに意見を尋ねられていました。」

「詠の情報統制は見事だったからね。ウチの優秀な間諜でも正体を掴みきれなかったし。」

「はい、詠ちゃん凄いんです。詠ちゃんが居たから私も洛陽で何とかなりましたから。」

月は自分のことを褒められたように嬉しそうだ。

「でもね、詠が頑張っているのは月が居るからだと思うよ。」

「・・・・・・・・はい。」

「可愛い月のためなら俺だって頑張っちゃうよ。」

「ご主人様・・・・・。」

「私もご主人様に出来るだけのことは恩返ししたいです。」

そうしてしだれ掛かってくる月を俺は優しく抱きしめた

夜は更けていく

------------------------------------------------------

微妙に月の拠点フェイズっぽくw

せっかく月居るんだからこういう話は書きたかったので。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月 1日 (金)

風邪をひいてしまった

表題通り風邪をひいてしまった。

しかし、風邪の諸症状って花粉症に似ているので実際どちらだか解りにくい。

自分は花粉症にはなってないのでついに来たのか・・・・

でもただの風邪っぽいけど。

A型インフルエンザじゃないことを祈りたい。

熱は出ていないので大丈夫だとは思うけど

それではお休みなさい

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »