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2010年3月

2010年3月30日 (火)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第16話

泊まっていく・・・・と決めたものの周りを見回すと蓙のようなものが一組あるだけだ。

「さて、どうやって寝ようかな。流石に土の上は厳しいかな・・・」

まぁ俺は最悪それでも良いかなと思ってしまう。

若干狭めだが恋と月なら蓙で寝られそうだ。

「恋、月も一緒に蓙で寝かせてもらって良いかい?俺は適当に転がるよ。」

俺が蓙の様子を確認しながらそう言うと、恋はそこに近づいてきて言った。

「・・・みんな一緒に寝ればいい・・・・」

「へっ?」

恋の台詞に驚く俺の手を引っ張って、蓙に俺を寝かす。

有無を言わせない凄い力だ。

「おいおい、そりゃぁいくら何でも。」

反論する俺を無視して、恋は月に向かって言った。

「・・月は反対側・・・」

「はい!?・・・・えっ!・・・・・私も?」

「みんなで抱き合って眠れば暖かい・・・・」

「いつもはみんなと抱き合ってる。でも今日は一刀達が居る。」

そう言って恋は俺に抱きついてきた。

「えっ、おい!そんな・・・・『当たってるよ・・・』」

結構豊かな恋の胸が俺の背中に当たる。

今まで彼女の居なかった俺には初めての感触だ。

すると今度は月が俺の隣にやってきた。

しかし、恋と違ってこちらは躊躇している。

「私は土の上でも良いですよ。」

そうは言うがそれでは俺の面目が立たない。

「いや、今変わるよ。ちょっと待って・・・」

俺は立ち上がろうとするが恋が離してくれない。

男の俺だが恋の力は俺の何十倍もあるように感じる。

「だめだ・・・・・・恋、離してくれないか?月を土の上に寝かせるわけには行かないだろう?」

しかし恋は首を振った。

「・・まだまだ寒いから抱き合った方が良い。月、反対側・・・」

恋は俺の背中から抱き付く形になっているので、月が俺の前に来ると正真正銘抱き合う形と成る。

月はそれでも少し躊躇ったが覚悟を決めたように俺の正面に寝転んだ。

「えへっ、それでは御使い様、失礼しますね。」

そうして小さな体を俺の腕の中に入れてその小さな手で体に抱きついた。

「御使い様の体、暖かいです。」

そう言って月は俺の顔を見上げる。

その表情は俺の理性をノックアウト寸前まで持って行った。

思わずそのまま抱きしめたくなるが後ろの恋の暖かさもある。

何とか理性を保ちつつも、華奢な月を壊さないように優しく両手で月を包む。

そうしていると、疲れていたのだろう月はあっという間に寝息を立てだした。

そんな月の寝顔を見ていると俺も穏やかな気持ちになってくる。

俺とて今日はあまりに様々な出来事があった。

段々瞼が重くなりそのまま眠りについた。

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2010年3月29日 (月)

昨日の話

一部というか最後のところ書き直しました。

月が居ないことに詠は夜気がついたはずなのに、あそこで出てくるのはちょっと不自然すぎでした><

と言うことでそのまま一晩過ごすことと成ります。

当然その話も書きますよ。

いや、その話が書きたくて変えたと言うのもありますけどw

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2010年3月28日 (日)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第15話

「なるほど、この子達の餌のために貢ぎ隊を襲ったわけですね。」

落ち着いた後、月が呂布に問いただす。

「・・・・(コクッ)」

呂布はその問いに頷いた。

そして呂布は言葉を繋げる。

「・・悪い奴らからしか取ってない。」

「なるほど、確かにあの村長はかなり悪事を働いているようですね・・・・」

月は少し考えると呂布に対して話しかける。

「解りました。その件はこちらで対処します。後、このままですとまたこの子達の食料も無くなってしまいますから・・・・その時他の食料を狙われても困りますし・・・・呂布さん。もし良ければ我が城に仕えませんか?」

「・・・・この子達の食料を貰えるの?・・・」

「はい、この子達の住む家も用意させて頂きます。呂布さんの強さなら是非こちらからお願いしたいかと・・・」

「・・・・恋・・・・」

「えっ?」

「・・真名・・・呼んで良い・・・」

「呂布さんの真名は恋さんなのですね。あ、申し遅れましたが我が姓は董、名は卓。字は仲穎って言います。真名は月です。恋さんに敬意を表してこの真名預けますね。」

「・・月・・・・よろしく」

「こちらこそ恋さん、よろしくお願いします。」

一通り挨拶が終わった時に、俺が疑問を投げかけた

「ちょっと良い?その真名って何なのかな?」

「えーと、真名というのはですね、文字通り真成る名と書きまして本当に心を許した相手にしか呼ばせない呼び名なんです。」

「へぇ、と言うことは月って俺は呼ばせてもらっちゃってるけど・・・・・」

「はい、あの時は董卓と呼ばれるのはちょっと困りましたし、天の御使い様になら呼ばれても構わないかと・・・」

「いやいや、そんな理由があったなんて・・・・・ところで呂布さんのことこの場で決めちゃって良いの?」

そう言ったときに呂布が言葉を挟む。

「・・恋で良い・・・」

「えっ、俺も恋って呼ばせてもらって良いの?」

「・・・・コクッ・・・・・張々が懐く人なら・・・・安心・・・」

「ホント、有り難う恋。俺には真名ってないんだけど一刀って呼んでもらえると良いかな。」

「・・一刀・・・・・よろしく。」

「あぁ、恋。よろしくね。」

「それでは村に戻りましょうか?」

月が切り出すが恋が首を振る。

「・・夜遅いし、村危険・・・・・今日はここに泊まっていけばいい・・・」

「あっ、そうかさきほどの奴らが村に報告に行っているだろうな。」

俺は匪賊達の黒幕が村長だったことを思い出す。

「そうですね。それではここで休ませてもらいましょう。」

月もその案に賛同した

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書き直しです。

あそこで詠登場が不自然すぎるので・・・・・

相変わらず予定調和は激しいかな^^;

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2010年3月27日 (土)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第14話

「・・・ここ、私の家・・・・」

奥に向かいながら呂布が話した。

「あっ、あぁ、そうなんだ。君は1人なの?」

「・・・家族と居る・・・・」

「えっ、ご家族も一緒にこの洞窟に?」

「・・・・・コクッ・・・」

俺達は賊共が用意をしていた松明を持っている。

その明かりの中呂布が頷いた。

「えーーーっと。他に誰が居るの?」

「・・・セキトたち?・・・」

「(何で疑問系なんだろう)へぇ、ご兄弟かなぁ?」

「・・・・家族・・・・」

「家族なんだぁ・・・・・(いくら何でもこの洞窟に家族と住むってどうだろう・・・・」

そんなことを思いつつ、月と別れた場所に来たがそこには月が居なかった。

「あれ、月!居ないのか!?」

俺が月を捜していると呂布が答える。

「・・・女の子、奥にいる・・・・」

「奥に・・・・どうしたんだろう?」

俺は足を速めると、呂布もそれに付いてきた。

そこで俺は思った。家族も居るというのに先に俺が行っては拙いだろう。

俺は立ち止まって呂布に先に行くように言った。

「・・・別に構わない・・・」

呂布が言うので一緒にそのまま奥へと進んでいった。

そして開けた場所に出た。

そこには、犬と戯れている月が居た。

「月、よかったぁ・・・・この子達は?」

よく見れば周りにいっぱいのネコや犬たちが居る。

しかし、俺の問いには呂布が答えた。

「家族」

「え・・・・・この子達が家族?」

俺が聞き返すと呂布はコクッと頷いた。

俺が驚いていると、一匹のセントバーナード犬が俺に近づいてきて急に飛びついた。

その重さに俺は押し倒されると、そのまま顔を舐められた。

「・・・この子達がすぐに懐くなんて、お前達良い奴・・・」

呂布は他のネコや犬などを構いながら少し微笑んだ。

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2010年3月26日 (金)

真・恋姫無双 乙女大乱 

今日、AT-Xで見ました。

相変わらずお下品ですが楽しめましたw

1話を見て察するにどうやら都を中心にストーリーは進みそうです。

あまりネタバレしない感想は上げていきますね

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2010年3月25日 (木)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第13話

今作はころころ視点が変わります

ここから少し月視点で・・・

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天の御使い様が入り口の方に向かってしまった。

確かに私では足手まといにしか成らないだろう・・・・・

私は少し落ち着いてその場に座り込む。

「さっきの娘、すっごく強い娘だったなぁ。呂奉先さんと言ったかしら・・・・あの娘が化け物なのね・・・でも悪い娘には見えなかったわ。」

そんなことを呟くと、不意に洞窟の奥の方から犬の鳴き声が聞こえた・・・

「くぅーーん」

『えっ・・・・今のは・・・・・犬さん?』

動物好きの私は、いてもたってもいられなくなり、その泣き声のする方に歩いて行った。

そして、少し歩くと、少し開けた場所に出た。

「わぁ!」

そこを見た私は少し微笑んでしまう。

なぜならそこには10匹以上の動物が大人しく座っていたからだ。

「わん!」

一匹の犬が私の元に近寄ってくる・・・・

「おいで・・・」

私は膝立ちに成ると犬を招き寄せた。

するとその犬は嬉しそうに私の膝元にじゃれついてきた。

 

俺は少し落ち着くと月の事を思い出す。

そして、呂布の後を追うように洞窟に入っていった。

「呂布さん、君は何でこんな所にいたの?」

俺が話しかけると彼女はピタッと止まって振り返り、口を開いた。

「・・・なぜ、知ってる?」

「えっ!」

「・・私の名・・・・・言ってない・・・」

「あぁ、ごめんね、でも何となく解ったんだ。」

「・・・・・不思議・・・・・なんだか悪い気がしない・・・・」

「ほんと、良かった・・・・・・。」

確かに俺が思い込んだだけで呂布の名前は聞いてなかったっけ・・・・でも本当にそうだったんだな・・・・しかも、あの強さと良い・・・

少し前に湧いた疑念が、なんだか現実感が増してくるのが俺に感じられていた。

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少し中途半端ですがここで切りますね。

恋は魏√で語られているとおり黄巾党3万を1人で倒したと言われています。

この程度は準備運動にも成らないのでしょうねぇ。

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2010年3月23日 (火)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第12話

確かにアニメの話が結構参考に成ってますねぇ・・・・

ただ、実際無印には出てきましたけど恋が董卓軍に参入した理由はペットたちの家と食費ですから・・・

あと、月が一刀にファーストコンタクトをさせたかったので。

アニメ版で月が一人歩きしていた件を使わせてもらいました。

ではでは続きを

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「呂奉先・・・・・・・・・呂布?」

日本では割と慣れていない姓字の名乗りも、董卓の名前を聞いていたからすぐにピンと来た。

董卓と呂布って、最凶コンビじゃないか・・・・・

なんかこの世界はそんな名前を女の子につけるのが流行っているのか?

俺はふと月を見つめる。

「・・・・・・・・・ポッ」

見つめられて照れたのか彼女は顔を背けてしまう。

そんな表情に萌えられるほど素晴らしく可愛い女の子だ。

だけど、頭の中で変な疑念が渦巻いていた・・・・・

 

呂布と名乗る娘が歩いて行って30秒ほど経っただろうか

入り口の方から悲鳴が聞こえ始めた。

「ぎゃぁーーー!」

「ぐぉーーー!」

彼女の強さは先ほど感じられた・・・・が、それでも賊は20人くらいは居たのだ・・・

凶器を持った敵が20人・・・・

TVでやっている時代劇なら対処出来てしまうのだろうけど現実はそうはいかない。

先ほどの悲鳴は賊のものと思えたが、それでも心配になった俺は月をそこに待たせて入り口に向かった。

 

 

俺が入り口に付く頃、そこは惨状となっていた。

匪賊達の死体が3,4転がり、血が巻散らかされている。

だがそれでも彼女は返り血を浴びることなくそして、その構えている槍にも血糊が付いていなかった。

「くっ、くっそう!こんな女にーーーー!」

さらに匪賊の男が斬りかかる。

が・・・・・・

呂布の2m程手前でなにか暴風にでもぶち当たったかのように吹き飛ばされ、そのまま後ろの賊ごとなぎ倒された。

現象から呂布が槍を振ったのだと言うことは解るが、俺にはその振りが見えなかった。

「・・・・弱い・・・・もう殺す気にもなれない・・・」

呂布が呟く

「ひるむなぁ!数で押せば勝てるぞー!」

リーダーの男が随分後ろに下がって部下達を鼓舞するがすでにその場を恐怖が支配していた。

「化け物だー!」

「逃げろー!」

1人の男が踵を返した瞬間、その恐怖は連鎖した。

脱兎の如く逃げ出す匪賊達。

悠然と見送る呂布。

そして我に返った俺はと言うと・・・・・・・死体を見て嘔吐していた。

「ぐぅ・・・・ゲホッ・・・・おぇぇぇ・・・」

上半身と下半身が切り離されたものや胴の真ん中に穴の開いたもの、夥しい血、飛び散る内臓・・・・・

一度ネットのサイトで死体の画像を見たことがあるけど実物の衝撃はそんなものではない。

すると、呂布はこちらに近づいてきて言った。

「・・・大丈夫?」

その穏やかな声は、先ほど何人も人を殺したとは思えないほどの安らぎを感じた。

逆を言えばこの世界では賊を殺すって言うのは当たり前なんだという摂理を感じさせられた。

「あぁ、大丈夫だよ。助けてくれて有り難う・・・」

ひとしきり吐いた後、俺は気を取り直してお礼を言った。

普通なら立ち直れないかもしれない状況だが、現実感が微妙に欠けているのもあるし、もしかしたら彼女の穏やかさがそれを手伝ってくれているのかもしれない。

「・・悪い奴らだから斬った・・・それだけ・・」

そう言って呂布は洞窟に入っていった。

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ここで一区切り

後コメント有り難うございます。

勢い付けば書けるんですけどねぇ、流石1からなので詰まることも多いですね^^;

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2010年3月21日 (日)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第11話

入り口の方が騒がしくなってくる。

どうやら賊共は中に入ってくるようだ・・・・

俺は携帯の明かりを利用して奥の方へと足を進めていた。

「それはどう言った物なのでしょう?」

携帯はこの世界には異質の物・・・・・月も興味を持ったようだ。

火を使っても居ないのに光を発するというのはこの世界では考えられないのであろう。

「あぁ、これはね、俺の世界の・・・・道具かな。」

「天界の秘宝なのですね。」

「そんな大層なものじゃないよ・・・そろそろ奴らもやってくるし、少し足を速めよう。」

そう言った瞬間、前方に突然明かりが見えた。

そしてそれがこちらに近づいてくる。

「くっ、まさか回り込まれたのか?」

その光を見てまず思ったのは賊達のことだ。

どこかの別の入り口を賊達が知っていて、先回りをされたとすればやっかいだ。

しかし、思い直すと・・・光りが1つだけって言うのはおかしい。

賊達であれば回り込む人数もそれなりの数を用意するはずだ。

「まさか、化け物?」

「えっ、化け物さんですか?」

村長が敵と解った時点で、ここに化け物が居るというのは嘘だと思い込んだのだがその部分は律儀に本当だったのか・・・・

火を使うと成ればそれなりの知性を持った化け物なのだろう・・・・

『いや、単なる休憩中の旅人という線も考えられる。後退は出来ないのだから様子を見るしかないか・・・・』

月は驚いているが想像以上に不必要に怯えては居ない。

見かけより肝は据わっているのだろう。

 

そうこうしていると松明が近づいてくる・・・・・

俺は意外と冷静にその正体を見ることが出来た。

その人物の正体は・・・・・俺と同じくらいの歳の女の子だった・・・・・

少女は俺達を見定めると、口を開いた。

「・・お前達・・・・誰?」

一瞬ポカーンとするが、すぐに我を取り戻して俺は答える。

「俺は北郷一刀。今からここに匪賊達が来るよ。危ないから逃げた方が良い。」

「・・外、騒がしい・・・・・・片付けてくる・・・」

そう言って少女は俺達を通り過ぎるとそのまま入り口に向かった。

「あっ、おい、危ないって・・・」

そう言って俺は少女の肩を掴もうとするが少女が振り返ると、俺はその手を止めた・・・

彼女の気をその周囲から感じたからだ。

その真っ赤な燃えるような髪の毛に二本のアホ毛をゆらす少女は、その無表情な面とは対照的に恐ろしいまでの闘気を身に纏っていた。

そして・・・・

「・・・我が名は呂奉先。邪魔はしない方が良い・・・・」

そう言って入り口に向かおうとする少女を俺は見送ることしかできなかった。

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なかなか毎日更新出来ないかもしれませんが出来るペースで続けていきますね

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2010年3月19日 (金)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第10話

「な、何だ今の光は!」

「怪しい術を使いやがった。コイツ、妖術使いか!」

匪賊どもは先ほどの光で怯えたように話し出す。

「おやぶん、どうします?あいつは本当の天の御使い様みたいですぜ」

手下のチビがリーダーの男に話しかける。

しかし、リーダーの男は強がって叫んだ。

「なぁに、こけおどしだ!逃がすな、囲み込め!捕まえた奴には褒美をはずむぜ!」

その声で動揺していた部下達も俺達を追いかけ始めた。

 

うまく囲みを逃れた俺達だったが地理に明るくないと言う致命的な不利さが出た・・・・

ワザと隙を見せた・・・と言うことはないのだろうが、俺達が抜けた先は行き止まりになっていた。

「くっ、こっちじゃダメか・・・・」

俺は後悔するがすでに遅い。

しかも、月を連れている所為であまり速くは動けない。

木の陰に隠れてみるものの匪賊達はこちらに近づいてきた。

「奴ら、どこ行きやがった・・・・」

「もしかしたら妖術で消えたか?」

「そんなはずはあるまい・・・・もっと虱潰しに探しやがれ・・・」

一刀的には、そう思ってくれれば助かるのに・・・・と願ったがそうはうまくいかない。

「御使い様、私の所為でこんな事に成ってしまって申し訳ありません。」

月は腰にしがみつきながら、申し訳ないように言う。

「いや、女の子1人守れないなんて男として廃るよ。きっと何とかするから・・・大丈夫、月は守るよ。」

俺は月が安心出来るように微笑みかけた。

 

何とかしようと周りを見回すと先ほどの洞窟が見えた。

『あそこに入れば見付からないかもしれない・・・』

そう思った俺は月にその旨を伝えると素早く移動した。

『どこかに繋がっていれば逃げられるかもしれない・・・』

そう思ったのだが洞窟にたどり着く瞬間、匪賊の男に見付かった。

「あ、居やがった・・・洞窟に入っていったぜ!」

男が叫ぶと人が集まってくる。

「あそこには化け物が居るかもしれないんだが・・・・・」

「かまやしねぇ、居たらついでにぶっ殺して村長から多めに金を取ってやる。」

匪賊達は洞窟に入るために松明を用意し始めた。

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2010年3月17日 (水)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第9話

「馬鹿野郎、良く狙え!」

「でも、女に当たると価値が下がっちまいやすぜ。」

「ちっ!・・・・まぁいい・・・・これだけ人数が居れば例え天の御使いとかでもどうしようもあるまい。」

そう言いながら顔を出したのは昼間月を襲った3人組の盗賊だった。

「お前達!これはどういう事だ!?」

「はっ、見て解らないのか。奴に頼まれてお前達を襲っているのさ。」

「奴・・・・?」

「今から死ぬお前には教えておいてやろう・・・・・村長だよ・・・お前達は売られたのさ。」

「なんだと・・・」

「なんと言うことでしょう・・・・」

「あの村長は裏でならず者を雇って強盗や人買いをしてたって訳だ・・・・お嬢ちゃんはこれから売られていくんだよ。」

「でも、そんなことをすれば領主様に罰せられますよ」

「全部化け物の仕業にすれば問題無しなんだな・・・」

横からデブが口を出す。

「じゃぁ、化け物はお前達の自演なのか?」

俺が問いかけるとリーダーの男が頭を捻る。

「それは俺達の仕業ではないが・・・・あの村長のことだからもしかしたら他にも雇っているかもしれないな。」

「さて、そろそろおしゃべりも終わりだ。男は構わないから切り捨ててしまえ。女には傷をつけるなよ。」

リーダーの男が指図するとならず者達はジリジリと迫ってきた。

 

俺は会話をしながらも、何とかする方法を模索していた。

周りを囲んでいるならず者はさほど強さは感じないものの戦い成れているのだろう、仕草にあまり隙はない。

一対一で後れを取るとは思わないが数が違いすぎるし、月も居る・・・・

それに、やはり携えているのは真剣だ・・・多分鈍らだとは思うけど当たれば無事では済まない。

『俺の所持品は・・・・・携帯か・・・・』

そこで俺の携帯にフラッシュ機能があることを思い出す。

『大分薄暗くなってきたし・・・・これは使えるか・・・』

軽く視線を動かして、囲みの薄い場所を定める。

そして月の手を取ると囲みが狭まる前にそちらに向かって走り出した。

「月、こっちだ!」

「えっ!」

驚く月を半ば引っ張りながらポケットから携帯を取り出す。

そして、襲いかかるならず者に対してフラッシュをたいた。

「ピカッ!」

その光をまともに受けてならず者共は叫びながら目をつぶる。

「うおっ!」

俺はその横を月と一緒に駆け抜けた。

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2010年3月16日 (火)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第8話

村長達に見送られ、俺達は化け物が居るという祠に向かった。

祠の横に洞窟があり、化け物はそこにいるという事だった。

俺は道中に月に尋ねる。

「化け物ってどんな物なの?」

「皆さんから聞いたお話ですと、貢ぎ物の馬車が襲われたのですが人的被害は出てないそうです・・・・」

「人型をしていたそうですが、真っ赤な角が生えていて、馬車を軽々と片手で持っていたそうで・・・それで化け物と言われているようです」

「へぇ、馬車を片手で・・・・・それは確かに凄いかな・・・」

「でも、人的被害が出てないって事は、お腹を減らしているだけでそんなに悪い人じゃないって思うんですよ・・・・それに・・・」

「でも、強盗なんだから悪い人じゃないって言うのも・・・・・ん・・・・それに?」

「先ほどの村長さんがちょっと不思議なんです・・・・年貢を盗まれたというのにあまり困ってないような・・・・。」

「うーん、そう言えば出てきた料理も豪華だったしね・・・・・小さな村にしては羽振りが良すぎるような・・・・。」

まぁ、正直俺はイメージだけで言って居るので先ほどはあまり気にしなかったのだが・・・

「そうなんです、私はそんなに重い税を課しているとは思っていないのですが困っていると思って来てみたらそうでもないみたいなので・・・」

「なるほど・・・・・ん?・・・・・私は?」

「あっ、いえ、我が領主様はそんなに重い税を課していないはずでして・・・・。」

「へぇ、そうなんだぁ・・・・・・」

『董卓って言えば悪逆非道のイメージがあるけど、ここではそうでもないのかな・・・・・』

俺がそんなことを思っていると、どうやら祠に着いたようだ。

「ここが村長から聞かされた場所のようですね。」

月が祠を指さす。

「あそこに洞窟があるね、行ってみようか・・・・・でも、気をつけてね・・・」

俺がそう言いながら洞窟に近づこうとすると突然足下に弓矢が刺さった。

「な!?」

驚いて見回すと周りをならず者のような集団に囲まれていた。

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2010年3月14日 (日)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第7話

『流石に董卓って名前は拙いのかな・・・・・もしかしたら・・・・』

ちょっと思いついた俺は歩きながら月に聞いてみる。

「もしかしたらここの領主も董卓って言うの?」

「えっ、なぜそれを・・・・・ご存じだったのですか?」

月は驚きを隠せずに口をぽかーんとして答える。

「あっ、あぁ、天界の知識でね。そう言うことは解るんだ。」

俺は正解だったことをワザと少しぼかすように答えた。

「そっ、それでは私のことも・・・・・・?」

「あぁ、領主様と同じ名前じゃぁ大変だよね・・・。」

「あっ・・・えぇ、そうなんですぅ・・・・・あははっ」

驚いたように答える彼女を可愛いと思ってしまった俺だが、少しホッとした表情は気がつかなかった。

 

そんなことを話しつつも村にたどり着いた月は村長の家を訪ねた。

玄関まで来た俺たちをいそいそと村長が迎えに出てくる。

「お待ちしておりました、お城の使いの方ですね・・・・」

「はい、我が主からこちらに起きていることの調査の命を請けてきました。」

「それはご苦労をおかけしました。とりあえず広間に宴を設けております。どうぞこちらに。」

そう言って通された広間には結構な料理やお酒が用意されていた。

「・・・・・・これは丁寧にありがとうございます・・・」

そう言った月は少し浮かない顔をする。

しかし、俺に向かって耳打ちをした。

「御使い様、どうぞお召し上がりください。」

「有り難う、月。」

俺はお礼を言うとその食事に貪り付いた。

しかし、彼女は食事には手をつけない。そして、真剣な顔で村長に尋ねた。

「ところで村長さん、食料を奪ったという化け物のことをお伺いしたいのですが・・・・・。」

「あっ、はい。先日ご報告したとおり年貢の品を奪われてしまいまして・・・・しかし、近々もう一度届けに伺いますので・・・・」

「特に困ってられるわけではないのですか?」

「あ、はい、そうですねぇ・・・・・・たしかにまたあの化け物が出てきたら大変かもしれませ・・・・・」

「いかがでしょう?お強そうなお供の方もいるようですし化け物退治をして戴けませんか?」

「でも・・・・どこにいるのか解るのでしょうか?」

「先日たまたま私の下人が裏山の祠から声をするのを聞きまして・・・・下人は逃げて帰ってきてしまったのですがそこが奴の住処かと・・・」

「なるほど、私で退治は出来ないと思いますけど調査に向かってみたいと思います。」

そう言って支度をする月・・・そうして俺に向かって言った。

「それでは行ってきますので御使い様はお待ちください。」

化け物と聞いて少し不安になるものの女の子を1人でそんな場所に行かすわけにはいかない。

「いや、俺も行くよ。」

「えっ、危ないかもしれませんよ?」

「危ないなら余計に、そんな場所に月1人を行かすわけにはいかないよ。」

「あ、有り難うございます・・・・・」

彼女は顔を真っ赤にして深々と頭を下げた。

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2010年3月13日 (土)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第6話

「えーと、董卓さんかな。涼州って言ったよねぇ・・・・・ここは中国なのかな?」

「・・・・中国?」

俺がそう尋ねると彼女は良く解らない表情をする。

『董卓=三國志って結びつければ、たしか涼州って言うと三國志で出てきた地名だよなぁ・・・・・隴西って諸葛亮の北伐で出てきたような・・・。』

最近ゲームにもハマったし、漫画も読んだので、俄三國志フリークになっていた俺はその知識をフル動員した。

『そういえば董卓って涼州出身だったっけ・・・・・まさか・・・・本物?』

そう思いながらまじまじと少女の顔を見つめる。

見つめられた彼女は少し顔を赤らめた。

『まさかなぁ・・・・・董卓って言えば悪逆非道で三國志の悪役No1ってキャラだし。ゲームじゃ太ったオッサンだし・・・・』

そんなことを考えていると彼女が口を開いた。

「あ、あの、天の御使い様・・・・・地上のことはあまり解らないのでしょうか?」

『・・・・・・申し訳ないけど話を合わせておいた方が良いのかなぁ・・・・・』

「うん、こちらに来たばかりで良く解らないんだ。」

その言葉は全く嘘ではない。

事実制服の中には小銭程度しかない・・・・・それも使えるかどうかも解らない。

と言った瞬間だった。

「ぐぅ・・・」と俺のお腹が鳴った。

とりあえず状況が見えてきて安心したのもあり、晩ご飯も食べていない俺のお腹は合唱を始めた。

俺が照れくさそうにしていると、彼女は言った。

「それではこの先に村があります。私は役人としてその村に向かいますのでご一緒にいかがですか?」

「えーっと、見ず知らずの俺を同行させてもらって良いの?」

突然の申し出に少し戸惑いながら俺は返事をする

「はい、助けて頂きましたし・・・・・それに天の御使い様を粗略に扱う事など出来ません。」

「いや、俺はそんなものではないと思うけどね・・・・・。」

「御使い様は押し並べてそう言われるのですよ・・・・あ、そうでした。」

そう言った後、彼女は少し悩んだ顔をして言葉を続けた。

「すみません、村では私のことを董卓とは呼ばないで頂きたいのですが・・・・。」

「へぇ、解ったよ。それじゃぁなんて呼べばいいのかな?」

「はい、月と呼んでください。」

「へぇ、月かぁ・・・・『まぁ董卓と呼ぶよりは呼びやすいかなぁ』解ったよ、月」

「へぅー・・・・・・・」

なぜかその時点で月は顔を赤くしてしまった。

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真名の意味も知らずに真名を授けられることとなった一刀はこれからどうなるのでしょうw

明日に続くw

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2010年3月12日 (金)

地理的なこと

董卓の出身って涼州の隴西ってことに成っていているんだけど地図を見ると涼州に入ってないように見える・・・

どっちが正しいか解らないけどとりあえず地理的なことをあまり細かく言わないのは恋姫無双の基本なのでよろしくお願いしますw

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2010年3月11日 (木)

今日は

ちょっと忙しくってアップ無しです。

今回の一刀さんは原作からほとんど底上げ無しなのでどんな感じになるのか見てやってください。

ではでは

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2010年3月10日 (水)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第5話

コメント有り難うございました。

出来るところまで続けますのでご期待ください。

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光に目が成れた時、目の前には立ち尽くす2人の男と、倒れている太った男が居た。

「ここはどこだ?」

そして、周りを見回すとすぐ後ろに女の子が尻餅をついていた。

状況は解らないが女のが危機的状況なのは何となく解った。

その上で俺は男達を睨み付ける。

しかし、男達はかなり動揺しているようだ・・・・

 

「なんだ、今の光は?」

2人の男のうち、長身の男が叫ぶ。

「・・・・・・解りやせんが・・・・こんなのを街のうわさ話で聞いたことがありやす。」

小柄な男が長身の男に話しかける。

「・・・・・まさか・・・・天の御使いの話か?」

髭を生やした長身の男は怯えたようにそれに答える。

「光と共に光を纏って・・・・あの服、光ってやすで・・・。」

「デブを一撃で倒したワザといい・・・本物かもしれないな・・・」

「どうしやす?」

チビの男も怯えている。

「ここは・・・・・退散だ!」

「はい!」

そう言うが速いか脱兎の如く逃げ出す。

それに続いて太った男も逃げ出した。

「おーい、オラも置いていかないでくれ-」

 

逃げ出した男達を見送ると、俺は一息ついた。

そして後ろの女の子に話しかける。

「大丈夫かい?」

「は、はい」

よく見ればとても可憐な少女で、今まで見た女の子の中でも飛び抜けた美少女だった。

「そ、そ、そうかい・・・・・それは良かった。」

少しドモリ気味に俺は言葉を返すが、気どったことはとても言えない・・・

すると、彼女の方から俺に話しかけてきた。

「貴男様は、天の御使い様なのでしょうか?」

「え!?」

俺は突然の彼女の台詞にかなり焦りを覚えたが、なぜだかその時の彼女の瞳に強いものを感じた。

「い、いや、そんなものではないと思うけどね・・・・済まないけどここはどこなのか教えてくれるかな?」

「・・・・・・あ、ごめんなさい。いっ、いえ、助けて頂いて有り難うございました。」

なんだか突然慌てたように少女はお詫びとお礼を言った。

何となく先ほどの台詞は、俺を試す為に言った様な気もするが、悪い気はしない。

「うーん、ごめん、正直俺はここがどこだか解ってないんだ・・・・・・どこなんだろう・・・ここは?」

先ほどの穴と良い、現実的でない現象が起きまくっているし・・・・もしかしたら夢なのかもしれないけど、現状把握を優先してみる。

「あっ、はい。ここは涼州、隴西郡です。」

「・・・・・・ごめん、全く解らない・・・・」

「貴方はどちらのご出身なのですか?」

「東京、浅草・・・・・でも多分解らないんじゃないかな?」

穴から落ちて異世界って、ゲームとかアニメだったら良くある展開だけど・・・自分がまさかそんなことになるなんて・・・

でもここまでの展開を見ればそう思うしかあり得ない・・・

そこで俺は重要なことに気がつく。

「あ、ごめん。君の名前を聞いていなかったね・・・・俺は北郷一刀、君はなんて言うの?」

ここまでの流れを見ればカタカナの名前を言われても不思議じゃないな・・・・最近見たアニメだけど・・・・

しかし、その考えは全く逆の意味で裏切られる・・・・

「わ、私は・・・・・・姓は董、名は卓、字は仲穎と言います。」

「え・・・・・・?」

俺はその言葉を聞いたときに、とあるゲームを思いだす。

昨日及川とやっていたゲームだ・・・・

「と・・・・董卓?」

「あ、はい、董卓・・・・です。」

「そ、それはまた・・・・『凄い名前をつけられたものだね』」

そう言おうとしてその言葉を飲み込んだ。

女の子の名前をそんな風に言うのは良くないだろう。

「変ですか?」

そんな俺の表情を読んだのだろう、彼女は少しキョトンとして話しかける。

「いや、そんなことはないよ・・・・。」

俺は動揺しながらも返事をする。

しかし、明らかに重たくなってしまった空気を何とかしようと俺は話しかけようとするが、それは彼女も同じ事を考えていたようだ。

「「あの」」

2人は顔を突きつけて同じ台詞を同時に付いた。

そして顔を見合わせると・・・・・

「「プッ!」」

と、同時に笑ってしまっていた。

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2010年3月 9日 (火)

正直

RuYさんのコメントはありがたいです。

とりあえず見てくれている人がいるって言うだけでやる気になります。

新作はいかがでしょう?

今作には私の月に対する愛情を目一杯炸裂させようと思ってます。

月、可愛いよ月・・・・

私の中では相変わらずナンバーワンキャラです。

しかも、董卓軍には恋とか詠とか愛すべきキャラがいっぱいなので頑張って行きたいと思います。

ではでは続きを・・・・・

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2010年3月 8日 (月)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第4話

そして今日は一刀視点で

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「あーあ、今日も遅くなったな・・・」

部活から寮に帰るため、俺は暗くなった学園内の道を歩いていた。

時刻はすでに8時を過ぎ、周りに人影はない。

本来は6時頃部活は終わるのだが先輩に何とか一矢を報いようとここの所自主練が続いていた。

「いい加減一本くらい取らないとな・・・・」

そんなことを思いながら歩いていると、ふと道の隅におかしな穴が開いているのに気がついた。

「ありゃ、これは何だ?」

空間の一部にぽっかり穴が開いている・・・・・・

普通にあり得ることではない。

「なんだ、夢でも見ているのか?」

普段なら”君子危うきに近寄らず”な所なのだが・・・なぜか、俺はその穴がとても気になっていた・・・

「うーん、どうしてこんなことが・・・」

俺は段々その穴に近づいていき、そしてその穴に触れた瞬間穴の中に吸い込まれた。

「うわ!」

穴の中はさして広くはないが押し詰められるという感じではない。

そして落ちると言うよりは滑るような感じで下に向かって加速度が付いていく。

時間の感覚は長いと言えば長いが一瞬と言えば一瞬で有るかのように意識は保つものの曖昧な精神状態になっていた。

なので永遠に続くかと思われた落下は、あっという間に終焉を迎えた。

光りが・・・段々大きくなって・・・・・

広い空間に出ると同時になにやら物に激突した。

しかし、それでも何かの意思のように俺はその場に立ち尽くしていた。

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ふぅ、何とか書き上げたw

短いけどw

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2010年3月 7日 (日)

真恋姫†無双SS 董卓√第3話

ここからは月視点になります。

詠ちゃんに朝の挨拶をすると、侍女を呼び出し、出かけることを告げる・・・・

そうして私は服を着替えた。

普段の司政服から下司官用の政務服にだ。

これなら普通の文官に見えるだろう・・・・・

街を出ると先ほど聞き込みをした化け物が出たという村に足を進めた。

『詠ちゃん忙しそうだし、今日明日は特に公務もないから私がこのくらい出来なきゃダメだよね・・・』

『化け物さんも人を襲わないのならお腹がすいているだけなのかもしれないし・・・・それなら私でも何とか成るだろうし・・・』

街道をぱたぱたと歩きながら私はそんなことを思っていた。

しかし、街道も道半ばを過ぎ人通りが無くなったところで女性の一人歩きには天敵の存在が現れた。

3人の男が月の前に立ちはだかる。

「へへへ、お嬢ちゃん・・・・・身ぐるみ置いてきな・・・」

小柄な男がお決まりの台詞を言う。

「いや、こいつは相当な上物じゃねぇか・・・・・このまま連れてって売り払っても相当な金になりそうだ。」

長身のリーダーらしき男がじろじろ月を見ながらデブに指示をする。

「大人しくした方が身のためなんだな」

太った男がジリジリと月に近寄ってきた。

「いやです。近寄らないでください」

月がか細い声で拒否するがデブは構わず近寄ってくる。

「ダメです・・・・・・誰か、詠ちゃん、助けて・・・」

月がそう叫んだときだった・・・・

突然周りが光に包まれた。

そして、轟音と共に何かの物体がデブと激突をした。

思わず吹っ飛ぶデブ。

そして、月の前に1人の男が立っていた。

キラキラと輝く服を身に纏って・・・・・

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とりあえずここで切りますね。

どこまで出来るか解りませんが短く毎日更新したいと思ってます。

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2010年3月 6日 (土)

真恋姫†無双SS 董卓√第2話

今回は詠視点で始まります

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今日は朝から軍への指示等忙しく、月の顔は朝見た限りだ・・・・

一応今日の公務の報告のため、月の部屋へと向かった。

トントン・・・月の部屋の扉を一応ノックする。

「月・・・居る?入るわよ・・・」

そう言いながら返事も聞かずに扉を開けた・・・・

しかし、そこに月の姿はなかった。

「あれ、おかしいわね・・・・厠かしら?」

私は少し待っていたが帰ってくる気配がない・・・・

それどころか部屋の中に生活臭が感じられなかった・・・・

「誰か!?誰か居る!?」

私は大きな声で侍女を呼び寄せる。

それを聞き付けたのか侍女長が急いで駆けつけてきた。

「何でしょう?、賈駆様」

「貴女、董卓様はどうされたのですか?」

私は侍女長に尋ねる。

すると意外な台詞が帰ってきた。

「董卓様は今朝、御公儀でお出かけされました。本日は戻らないと聞いています。」

それを聞いた私は思わず怒鳴っていた。

「そんな!私は聞いていないわ!」

「しかし、賈駆様もご存じだとお聞きしましたが・・・」

「ゆーえー、あの娘は・・・・・・たまに茶目っ気出すのよねぇ・・・・」

思わず呟くが侍女長の手前あまりはっちゃけられない・・・

「解りました・・・・董卓様がどこに行ったのか存じていますか?」

多分無駄だろうと思いつつも侍女に尋ねる。

「いえ・・・・・しかし、なにやら化け物に襲われた村のことを尋ねておられた様子でした。」

「・・・・・・そう、解りました。有り難う・・・下がって良いわ。」

「はい。」

お辞儀をして侍女長が下がると詠は頭を抱えた。

「またあの娘の悪い癖が出たわ・・・・・・。」

今騒ぎを起こすわけにはいかない・・・・無事に帰ってくれと願うばかりであった。

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2010年3月 5日 (金)

真恋姫†無双SS 董卓√第1話

「ふう。」

今日の公務を終えて、執務室で私は一息ついた。

侍女の持ってきたお茶を少し飲む。

そうして、落ち着いたのを見計らったかのように詠ちゃんがやってくる。

「月、ちょっと良いかしら・・・・。」

「うん、良いよぉ。」

「お疲れのところ悪いけど、今日の件を纏めておかないとね。」

「そうだね、私も詠ちゃんに聞いておこうと思ったことがあったし・・・・・。」

「んーーーー、とりあえず私から・・・・・都からの使いの件だけど・・・・。」

「最近目立ち始めた盗賊の集団のこと?」

「うん。頭に黄色い布を巻いているのよ・・・近辺を華雄将軍に警戒させるわね。」

「指示は詠ちゃんにお任せします。」

「解ったわ・・・・・あと、最近近くの村で化け物が出るとの噂が有るのだけど・・・」

「それって・・・今日、村長さんが陳情に来てたのかな?」

「うん。今のところ人的被害は出てないみたいだけど・・・食料が奪われたりするみたい・・・」

「そうなんだぁ困っているんだろうねぇ・・・」

「これはもう少し情報を集めます。盗賊集団に戦力を割かれそうだからそちらにあまり人はやれなそうだし・・・」

「そうだね・・・・・」

「で、月の聞きたいって言ったことだけど・・・・・・・・管輅のこと?」

「うん・・・・流石詠ちゃん、解ってたんだぁ。」

「月が好きそうな内容だったもんねぇ・・・・・でも、かなり胡散臭かったけどね。」

「そうかなぁ、光によって天からの遣いが現れるってなんか甘美な感じだよねぇ・・・・」

『・・・・・月を天下人にするのに利用出来るかもしれないけどね・・・・』

詠の思いではあったが、口には出さない。月はあまり権力には興味はないからだ。

「天の御使い様って、どんな感じなのかなぁ?」

「月、あくまでも占いなんだから信じ過ぎちゃダメよ。そんなことを自分から言う輩も信じちゃダメ。」

「うん、大丈夫だよ。こう見えても人を見る目はあるんだから・・・・」

「・・・・・月の事は信じてるけどね・・・・・・」

『かなりお人好しなんだから・・・・』

その言葉は臣下としては告げられなかった・・・・・

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こんな感じでスタートします。

董卓√第1話です。

頑張りますのでご期待ください

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2010年3月 2日 (火)

もうちょっと・・・・

出かかっているので明日多分いけるかと・・・・

まぁ希望的観測ですがw

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