真恋姫†無双SS 董卓√ 第21話
真名は良いんだけれど、董卓軍には最大の難関が居ます・・・・・
萌将伝で何とかなると良いんだけど・・・
でも話しを引っ張った後に出されるのも嫌な感じですね。
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「ガスッ!」
俺の手から離れた剣が地面に突き刺さった。
「参りました。」
俺は降参の意思表示をする。
肩で息をする俺に対して、華雄将軍は汗一つかいていない。
「大分良くは成ってきたがまだまだだな。」
冷静な評を下す華雄将軍。
「はぁ・・・・有り難うございます。」
俺は呼吸を沈めながら剣を取りに行った。
と、そこに詠が現れて華雄に尋ねた。
「どうなの?一刀は使い物になりそう?」
「ふむ、一兵卒としてはそこそこだが、此奴は御旗と成るのだろう?」
そう言いながら詠の方を見ると、詠は頷いた。
「なら危なかしくって前線には出せんな・・・・・。」
「それなら後方で指揮を取る感じかしら・・・・・そちらの方はどう?」
「うむ、そちらの方が向いているかもしれないな。いまも訓練中にどうやったら私から一本取るか必死に考えていたしな。」
「戦力の把握等は割と当を得ているようだな。」
そう言って俺の方を見る華雄将軍。
「いや、ただ懸命だっただけだよ。」
褒められることにはあまり慣れていない俺は照れながら言った。
「ふーん、華雄将軍が褒めるなんて珍しいわね・・・・・。」
「ただ、こればかりは実戦を積まないとな。」
そう言われた詠は少し考えて言った。
「なら丁度良いわ。少し離れた山に山賊達が立てこもっているという知らせが入ったのよ。これの討伐に向かってくれるかしら。」
「俺がか?」
「うん。」
「いきなり実戦はどうだろう?俺って結構平和ボケしてるよ」
「習うより慣れろって言うしね。大丈夫。華雄将軍に行って貰うしそれなりの戦力は出すから。」
「そうか。華雄将軍期待してますよ。」
「おお、私に任せておけ。なぁに山賊などあっという間にけちらしてみせるさ。」
そう言う華雄将軍を見ながら一抹の不安を感じる一刀だった。
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お久しぶりに続きです。
決して諦めた訳ではないので少しずつですが上げていきますね
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コメント
読ませてもらいました。次回楽しみにしてます。
投稿: RuY | 2010年6月 7日 (月) 22時44分