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2010年7月

2010年7月31日 (土)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第27話

「どうしたんだい?君は、張遼さん?」

騒ぎの起きている場所まで行き、俺は張遼に話しかける。

「おぉ、北郷の兄さん。大変や!こちらに賊軍が向かってくるで!」

「ふむ、どのくらいの数だったの?」

「なんや、あんまり驚いてへんなぁ・・・」

「一応、予想はしていたからね。で、どのくらいの戦力か解る?」

張遼は少し頭を捻ってから言った。

「大体だけど5000位は居たで。」

「えっ、5000かぁ、それはちょっと想像以上だよ。」

俺はこの砦の様子を確認する。

5000の兵を入れるとなると完成度は5割くらいか・・・・・・

俺は張遼にお礼を言い、そして尋ねた。

「教えてくれて有り難う。でも何でわざわざ?」

「あ、あぁ、そうやな・・・・・・・お兄さんを気に入ったからやな。」

少し照れながら言ったその言葉に俺は胸がどきどきした。

「えっ、ああ・・・・・そっか・・・・・有り難う。」

「で、どうするんや?いくら砦があってもこの数じゃそうそう持ち堪えんやろ。」

「そうだね・・・・・・・・。」

俺は冷静に状況を考える。

援軍を呼びに行ったところで早くて一週間は掛かるだろう。

それまで持ち堪えるかは微妙な感じだ。

そして改めてこの砦を見る。

5000の兵を入れるにしては少し手狭だ。

まだ未完成と見るならそうなのかもしれない・・・・ではなぜ未完成の砦に兵が訪れたのか・・・・

落とされたことを知って奪い返しに来たのか?

しかしそれにしては対応が早すぎる・・・・

「張遼さん、少し聞きたいことがあるんだけど・・・その山賊達は何か変わった点はなかった?」

俺は張遼に再度尋ねる。

「うーん・・・・・・・」

張遼はさらに頭を捻る。

「そういえば結構傷んでる奴らが居たなぁ・・・・どこかで一戦やらかしたのかもしれへんわ」

その言葉を聞いた俺は思いつくことがあった。

「そうなんだぁ、それなら持つかもしれないな・・・・」

そう言いながら副官に指令を出す。

「賊軍がこちらに向かっているからこの砦を死守するよ。各自配置につかせて。」

「城には報告の兵を送って。でも援軍は必要ないことを連絡して。」

俺がそう言うと張遼は反論する。

「おいおい兄さん、少し傷ついていても5000の兵やで・・・・守りきれるのかいな?」

しかし、俺は堂々と言った。

「あぁ多分大丈夫。何とかなるよ。」

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久しぶりの更新です。

萌将伝は一度終わって乙女演技を見直しています。

可愛く画かれた乙女達が良いですよね。

詠とか焔耶とかもデレて最高です。

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2010年7月24日 (土)

真恋姫†無双 萌将伝

現在プレイ中でそろそろ後半というところです。

いま開かれているイベントは全てピンクイベントという状況

出来は良いです。かなり楽しめると思います。

某所で叩かれているようにエッチシーンのないキャラが居るようなのは残念ですが

元々キャラに拘って作られている訳ではないので私はあんまり気に成りません。

キャラはかなり可愛く書かれていて、私は大満足です。

SSの続きはこれが終わってからで。

デレる詠と焔耶が可愛すぎw

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2010年7月14日 (水)

真恋姫†無双SS 董卓√ 第26話

こんな場所では単純な陽動でも充分有効だった。

突然押し寄せた主力に対し、山賊共は慌てて全兵力をその防備に回す。

その隙に別働隊が道案内を受け背後から急襲する。

山賊達はあっという間に蹴散らされた。

ただでさえ戦力が上回っているのに策を弄するというのはあまりフェアでは無いのかなと思ってしまうのだが楽に勝てるに越したことはない。

それよりも先日の村での疑問が何となく頭から離れなかった。

『この者達が何をしようとしていたのか・・・・・多分砦の様子を見れば判るはず。』

俺は暴れ足りなそうな華雄将軍と一緒に砦へと足を運んだ。

 

「なるほど、これはかなりの規模だね」

俺の第一声はそれだった。

「奴らは馬鹿だな。たった200人でこの砦を守るつもりだったのか。」

華雄将軍は嘲笑気味に呟く。

「200人なら確かに不相応だね。だけど・・・・・」

その台詞に俺は答えた。

「数千人規模の部隊なら丁度良い大きさだね。」

「ふむ、それはどういう意味だ?」

俺の言葉に華雄将軍は疑問の台詞を言う。

「嫌な予感は当たったみたいだね。ここは多分賊の前線基地として作られたのだろう。多分200人の山賊達は砦を作るために工作部隊と言ったところかな。」

と、そこまで言ったところで伝令が俺のところに駆け込んでくる。

「北郷様、こちらに向かって来る者が居ます。」

「ふむ、数はどのくらいなの?」

「一騎です。凄い速さに近づいてきます。」

そう言った瞬間、砦の入り口当たりが騒がしくなる。

そして、聞き覚えのあるイントネーションで良く通る声が聞こえた。

「ウチは北郷の兄さんに用事が有るんや!」

「急いでるんや、大人しく通さんと痛い目見るで!」

俺はその声の方に向かって、急いで掛けだした。

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久しぶりの更新です。

諦めては居ません。

とりあえず萌将伝楽しみですねぇ。

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